子供の同級生である自治会員の息子さんが亡くなった。子が親よりも早く逝く逆縁である。朝 新聞を読んでいて 工場での事故記事にて「あれ?」と思い自治会長に連絡きているか?尋ねた。折り返し連絡があり家族葬とのことで、自治会長は通夜もしくは本葬に出るが、後は分からないと言う事だった。多分 個人でお悔やみを持って行っても返されるので・・よろしく伝えてくれるようにお願いした。
親子で同居して、まだ結婚はしていなかったためか?朝 家の前を通ると母親が車庫から出て来る車を誘導して、見送る風景をしばしば見た。新聞などの情報をまとめると隣町の工場に勤めており、作業中に機械に巻き込まれ 他の作業者が気付いた時には時間が経っていた。病院に搬送され緊急措置を受けたが、植物状態となり、何日も過ぎた様である。親にしてみれば・・と思い 逆縁の無念さが分かるだけに返す返すも残念に思う。ばあ様が幼少時代に住んでいた家の隣でもあるが、ばあ様に言うのは取り敢えず止めている。
生死は 誰にでも訪れるが、人間は歳の順番に亡くなるのが良い。後悔が違うのである。正直 ばあ様が亡くなっても 平均寿命を軽く超えているので「大往生」とばかりに、仕方がないと割り切れる。ご本人はまだまだこれからと思っていても、残る家族にとっては納得し易い。最後が苦しむ病気などであれば、なおさらとなる。
この世で楽しく・苦しむこともあったが・・最後は苦しまず・・と言うのが、おじさんの理想である。ある意味 延命にしかならないことは、個人的には遠慮したい。医者が諦めること・手を抜くことは 基本的には許されないことであるが、その命が長らえ回復しても残念な結果が予想される場合は 考えてほしいと思っている。
そう言えば 習近平の150歳発言があったと思い出した。「抗日戦争勝利80年」の記念行事の際の中 音声で、行事開始前に習氏は「今世紀中に150歳まで生きられるようになるだろう」などと述べ、プーチンは「不死さえも実現できる」と応じていた事をスッパ抜かれた。権力を握ると 他人の臓器などと交換されるなどして救われるとの考えのようで、まことに不謹慎そして覚悟のない人生をお過ごしのようである。