今週初めの日曜日に小学校の同窓会があり、小学校時代の同級生が集まった。その際 幹事の挨拶にて恩師の去就が明かになり、担任であった女性教師○○先生はお御年98歳。昨年までのケアハウスを転居し、新しいケアハウスに移られたそうである。また男性教師であった○○先生は御年96歳 近所に住まわれている。最近は猛暑と足の状態が悪く、庭掃除に出ることもないが・・お元気である。幹事も面会に行き 確認したとのことである。
こういった恩師の近況とばあ様そして近所のご長寿を見ていると、人間はどこまで生きられるのかと思うと同時に どう生きてれば良いのかと考える。また「平均寿命」と「健康寿命」のことを考えさせられるシーンをよく感じる。
健康寿命とは、心身ともに自立し、健康的に生活できる期間のことです。2022年、健康寿命は平均男性が72.57歳、女性が75.45歳。一方で 当時の平均寿命は男性が81.05歳、女性が87.09歳です。そこには男性で9年、女性では12年ほどの差が生じています。
先日奥さんにソロソロ年金繰り下げは止めて 年金受給を始めろと言いましたが、これは年金を使わず貯金しておいた場合を考えてのことである。奥さんは3年間繰り下げましいたので、受給金額と最長5年繰り下げた場合の得失を考えます。それぞれの受給金額をX1、X2とすると月に0.7%ずつ増えますから年金増額は以下のようになります。
68歳 X1=12月×3年×0.7%=25%
70歳 X2=12月×5年×0.7%=42%
75歳 X2=12月×10年×0.7%=84%
奧さんが 68歳から年金を受給すれば金額は、65歳の年金額をY円として受給金額を70歳まで貯金するので、総金額は Y1=Y×1.25×12月×2年=30Y
70歳までに貯金できる金額は30Yとなり、以降寿命85歳まで生きて受給総額Y11は
Y11=30Y+Y×1.25×12月×15年=255Y円
70歳から受け取れば Y2=1.42Y 以降寿命85歳まで生きて受給総額Y22は
Y22=1.42Y×12年×15年=255.6Y円
以上のように 3年で繰り下げを止めた場合と70歳まで繰り下げた場合の差は変わらない。75歳まで最大に繰り下げればそれなりの数字になるが、体全体が老化して 足腰がダメになるなどしてる。楽しく出歩くことも出来ない可能性が高い。また緊急時に使用できる手持ちのお金もあるので・・心に余裕も生まれる。また85歳以前に亡くなれば・・年金は受給できないので・・損となる。
さらに社会保険・税金の控除額増加を考えれば・・さらに不都合も出て来る。 つまり年金受給を遅らせて増えた年金を存分に趣味や旅行などで楽しみたいと考えていても、実際にそれが可能な時間は限られたり減ったりする訳である。ウルトラマンのカラータイマーと同じで地上で活動できる期間はそれなりに短い。従って 少し早いかなと思うタイミングで受給して、NISAなどで積み立てながら・・・貰っていないと思いながら暮らせば良い。そして使えるチャンスにパーと使って遊べば良い。
何時までも有ると思うな・・
親と金だけではない。体もそうである!
