西洋シャクヤクなのだが、品種名などは知らない。直径3cm位のつぼみから直径20cm近いピンクの花が咲く。少しばかり花と軸の関係のバランス悪い品種であり、花が咲くと 細いいぼ竹で花を支えてやらないと 地面について仕舞う・・難儀な花の大きさがアッピールポイントのシャクヤクである。その為 つぼみのままで摘み取ってばあ様に渡したりする。ばあ様が 昔知人から譲り受けていた。植えていた畑を処分したので、その際 掘り返して家庭菜園の一角に植え変えた。昨年も無事花が咲き、ばあ様は仏壇に供えていた。ところが 昨年は猛暑に負け その後は雑草の侵入を許した。同時に枯れる時期でもあったので放置していた。

 昨日やっと菜園について一段落ついたので、シャクヤクの世話となった。枯れ草を抜き 地上部のシャクヤクの枯れた部分をハサミで取り除いた。畝の土が流れているので、周囲の土を寄せて真ん中のくぼみには鶏糞を入れ 上からプランターに入っていた古い培養土を集めて乗せた。

 その際 周囲を耕すと芽が付いた根が現れたので、それを掘り起こして再度畝の中に入れた。地上部は枯れているが、春の準備は出来ていることが確認出来た。いい加減なお世話しかしないが・・毎年花を咲かせてくれることに感謝している。

 先程も書いたように根が成長して領域を確保しているが、後ろにカンナが植わっているので その間での攻防は地下で行われていると思う。勿論 表面には出てこない。どちらかと言えばカンナが 繁茂し過ぎて手に負えなくなっている。ところが刈ればその背後に料理の飾りに使う「バラン」に直射日光に当たるので・・どうしたものかと思っている。

 以上でシャクヤクのお世話は終了。時間があるので 本日はタカナの葉を付け根から欠いて収穫する。タカナは 今日が初収獲である。葉が大きくかさばるので、バケツ一杯収穫で取るのは止めた。先週の強雨のため葉の裏に跳ね返りの土が着いているので、量があると洗うのがつらくなる。この量位でもスーパーなどで売っている束の3倍近い。

 その後はシュンギクの間引きをした。我が家では間引きながら、食べながら安定した完成形を作っていくので・・・まだまだ間引きが必要である。コカブも2日前 間引いたのだが、まだまだ込み合っているので間引く予定である。間引いたカブは塩もみにしてZIPに収まっている。何回かに分けて食卓に上る。コカブは菜種系の植物であるので、さりげない苦さが心地良い。冬の野菜の多くは同じ系統であるので、ほとんどの種類は苦さがある。それにしても 植物は防御として辛み・苦さを持つのだが、昆虫はこの苦さを上回っていると思うと生物同士の進化を競い合っている姿が見えてくる。人間も 辛み・苦さを良いと感じ食べるので・・理解は 頭ではなく体で体得出来ると生きるのが楽になる。

 鍋を考えて 家庭菜園の作物を例年選ぶのだが、今年の白菜は近所の虫食いを見て中止。また今年の九条ネギの太ネギ化は上手く行かなかった。別に太ネギを目指して植えて肥料を与えたが 分けつが盛んとなり太くならなかった。これは掘って放置する期間が短く乾かなかったのか?暖かかったのが原因と考えている。誠に植物は面白い。

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おじさん

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