昨日の株式も先週末に続いて企業業績がパッとしないのを受けてか?株価もパッとしない。幸いにも先週は米国株もそれなりに下り気味だったのと、円高もそろそろ円安に向かっていくと予想して、米国株も半分処分していた。お陰様で午前中はペイペイ証券口座はプラマイゼロに維持できていたが・・午後からはマイナスに凹んだ。そして今朝起きたら 半分にしていた米国株が値上がりし、プラスになっていた。毎度のタラレバの風が吹き渡る。麻雀で言えば「キルクールの法則」発動と同じである。
それにしてもこのところの色々企業決算を見ていると、厳しいものが多い。中国が予想以上に落ちてしまったというのが原因と思える。こうなると 海産物等輸出など早めに縁が切れて、対処できたので幸いだったのかも知れない。実際に 中国自身が不動産バブル崩壊で対処しなかったがゆえ、いまの状況を見ると納得もいく。
オマケに「おから工事」が建物のどこにあるのか?中国では特定できないため、優良な不動産を選ぶことが出来ない。従って残すべき物件を特定できず・・不動産バブルをスクラップ&ビルドで 清算することも難しい。優良と判定して客に渡した途端あるいは時間差で不良と判明するかもしれない。信頼より利己を優先する中国人の気質からと思えば・・納得できる。それでも こんな手抜き工事による瑕疵は中国ではどう扱われるのか?には関心があるが・・・人ごとなので取り敢えずどうでも良い。
そうは言っても 日本でも建物は問題ないとも言えない。新耐震設計に合わせて改良しようと精査したら・・・建設時に隣地を借地として建ぺい率・容積率を確保していた。しかし年数が経って借地が処分されたので 現状有姿が違法建築物になっている物件も多数存在する。マンションで底地の形状などと建物に 法令上の疑問を持てば早めに検討・処分しておくことが大事である。こんなことはマンション全体のことなので 中古マンションの通常取引では問題にされない。しかし 中古マンション購入では注意はしないといけない。戸建てでも附属建物建築・増築などで、同じ事態が発生する。
おじさんの子供が住んでいたマンションは、新耐震設計基準であったが 築年数も経っていたので早期に売り、居住用資産の売買・節税することを勧めた。子供には 「念入れ」と説明しても分からないと思ったので・・早めに売って 家族の成長に合わせの買い換えが良いと伝えた。下手にマンションを長期保有して新しい耐震設計基準への変更を求められれば、疑問が発生する可能性のためである。
耐震設計と言っても、スタートは関東大震災での地震波形を用いての解析結果が、時代の変化とともに神戸・東北などのデータで補正されてきたものである。地震の波形が変われば・・加振方向が変われば・・結果は違ってくる。そして先日の能登半島で 基礎の杭頭が抜ける現象が初めて起こった。日本では時代とともに大地震を経験する度に変わってアップデートしていく。今度は地盤の状況が問題になって来た。
建物は一生ものだが、現状に合わせてアップデートすることが望ましい。そんなこともあって 転勤のある子供には 退職後自宅を持つことを勧めている。人間とは欲なもので 思いを込めた家が出来て住みだすと三日もすれば・・・こうじゃなかった・ああじゃなかったと後悔する。それ故 定年退職後家を建てたので、後悔が来ても諦めもつき易い。そして自分の死後 奥さんが生きてる間は、手入れさえすれば 十分暮らせる建築物である。子供の成長に伴う「いたずら」もないので長くきれいに保てるなど、良いことだらけである。