現役引退した時からお中元などについては「虚礼廃止」の名のもとに 休止させていただいた。そんな訳で近日は先にお断りしていたが、昨年結婚した子供の嫁方から 先に送って頂き タイミングを外した。おじさんとすれば 子供が日々楽しく暮らせて、可愛い孫まで生んでくれたと思い感謝しており、気を回し過ぎては・・困るのが本音である。
昨年末のお歳暮で「お気遣いなく」としたのだが・・言葉は悪いが 負担にならないレベルのジュースで ご高配頂けたが・・やっぱり気になる。仕方がないので うどんでも送ろうかと思っている。この人間関係の「阿吽の呼吸」のようなことが難しい。
会社の場合は過去1年間にお世話になった方のリストを元に 相手の地位レベルの金額にてお中元・お歳暮としていた。会社設立からの例外的な方もいたが・・大半はビジネスライクに仕分けしていた。親類についても・・毎年同じようなものを送っていた。
要は面倒くさがり屋なので相手の喜びそうなものとするだけであった。費用については会社経費と認められているので、赤字黒字などに関係なく支出していた。親戚などについては孫のことを考えフルーツ類にしていたので、農家直送いただいていたので、会社経費では支出できなかった。
もちろん 公私の区別をつけないと・・・泥沼に入る気がした。境界は低く 仕分けで経費としてパソコンに入力するだけである。後は税理士に送信して、問い合わせがあれば 数万円の経費で在り 適当に言えば事足りた。
またサラダ館などの贈答品取扱店からは 毎年リストが送られてくるので、それに幾らか修正を加え得ればスグに処理できた。また転勤などがあっても1年以内であれば何とかなった。お中元などは 仕事上などの都合・付き合いもあり欠かせなかった。
困ったもの
おじさんアレルギー体質ではないのだが 桃などが苦手である。一応 桃を食べても肉体的には問題ないが、なぜかジュクーとした食感が苦手で・・考えていると口の周りが痒くなるように思えてくる。特に高級な○○白桃などのブランド物が苦手である。桃の宅配は特に傷みやすく・・手持ちで贈答品にするしかない。
ところがこれら高級フルーツ加工品をゼリーに封じ込めた形で送って頂けたりすることがある。心太(ところてん)・寒天は食べるのだが・・ゼリーは苦手で、奥さんに「コラーゲンたっぷりだから・・」とススメても食べない。結局 ひと夏 誰も食べないのに冷蔵庫の中で過ごして、来客用となる。そして最終局面ではおじさんの目の前に出て来て・・感謝しつつ 変な顔をしながら食べる。正直 お気持ちをいただくのも苦労する。
そんなこんなで お中元など最初からないのが楽である。