埼玉県で自殺しようとした中国人が思いとどまり、換気後 煙草に火をつけて・・爆発しちゃった話を聞いて「定番」と笑ってしまった。
一応おじさんは 燃料屋さん勤めの高圧ガス取扱者の免許持ちだったので このての話の展開は幾度となく勉強・講習会などで聞いてきた話である。現行都市ガスに使用しているLNG・LPGなどの燃料ガスには毒性がないので、昔のようなガス自殺そのものが 無理な話である。死ぬとすれば 酸素欠乏での死亡は考えられるが、低酸素状態で一気に肺が満たされなければ・・・苦しむだけである。貯まった部屋での酸素濃度が15%以下濃度になった部屋で、一気に深呼吸で肺の中が低酸素に置換してれば、失神して酸欠状態となり あの世に行けるとは思う。土木工事業者が穴掘り中 ガスが噴き出し作業者を倒れたのを見た監視員が助けようと装備なしで近づき、声を掛けた次の呼吸で一気に酸欠となり2次被害が発生する仕組みと同じである。救助者がエアラインマスクなどなければ、息を止めて水中での救助と同じことをする。
都市ガスなどに毒性があったのは 石炭などからの発生ガス(CO一酸化炭素を含有)を回収して供給していた時代の話である。日本人なら多くが 都市ガスなど使った自殺など過去の伝説のようなものであるが、中国ではまだ中毒が起きるのだろうか?中国では石炭蒸し焼きなどで生じる発生ガスを使っているのだろうか? その辺りも一度確認したい話と思っている。
LNG(都市ガス13Aガス等の主成分)は空気より軽く、カロリー調整に入れているLPG(プロパンなど)は空気より重い。いずれも溜まっていく過程で空気(酸素)との濃度境界が変動するので息苦しいなどの状態となり・・こんなに苦しいのならと思い留まるのであろうが・・換気した途端に 濃度が爆発範囲に入ってタバコに火をつけたり、クーラー・扇風機・冷蔵庫などの家電機器モーターなどの火花があり・・・意図せず ボカンとなる。
その結果 事故により発生する責任と賠償などより 単独の心の問題だけから 他人も関わる経済的事柄まで広がる。つまり一層深みにハマることになる。「瀕すりゃ ドンす」・・と相場は決まっているので、人間 死ぬなど考えず 死ぬ気で働くことにしておかないと駄目である。
中国人の方々のメンタルを考えれると 今は胸突き八丁の時代である。不動産バブルの崩壊後 自国政府は適切な損切と国内内需振興を出来ていないため、金が回らず 若い方は自国内での就職はままならずの経過を辿っている。日本での就職と在留期間が切れれば中国に帰るしかない。コリャ苦しいと思うが・・中国人としての誇りがある以上は仕方がない。国に帰って活躍いただくしかないように思う。
バブル崩壊後 正面から不良資産の処理などを行わず、デフレの輸出の如き安価な生産品の輸出を行い批判を浴びている。海外のレアメタル・ニッケル・リチウム資源の権益を国民を犠牲にしてでも 確保しているが、現在 従来のバッテリーでの発火・爆燃などの反省から 世界では新しい組み合わせでの代替を目指しての開発などが進んでいる。へったすりゃ 今やっているのは無駄な量の資源の囲い込みとなるかも知れない。明日のことは誰にも分からない。(少し話を変えてしまった)
中国政府が補助金を企業に出した結果、金余りな企業が勝手にしてると片づけるには・・ことが大きすぎる。
明日のことは誰にも分からないので・・・楽しく生きるのが良い。中国で習ってきた情報そのままでは、日本では正しく生きられない。知識は常にアップデートされなければ 間違ったままである。今回の事故 そんなことまで考えてしまった。