これから先も 日本ではインバウンド観光によるドルなどの外貨流入は続くと思うが、国内生産の規模の拡大そして外貨獲得拡大が順調とは思えない。観光は やり過ぎれば日本人の生活圏が脅かされる恐れがある。やはり 着地・目的地は政府主導でやっている半導体生産などに行き着くかと思う。しかし 半導体生産でもファウンドリーと呼ばれる受託生産だけで留まれば 利益などは半減する。生産する手法の開発は日本人が昔から得意としてきたことであるので、そのノウハウをいかに高く売るかも大事なことである。そして 時間と資金を稼ぎながらファブレスという設計・計画分野を大きくしないといけない。国内回帰 大きな仕事だが 現役の方には頑張って頂きたい。
中国がしてきたような 特許を無視しながら生産する あるいは世界需要全て賄える以上の生産するなど、覇権的生産を始めれば 他国の産業を根こそぎすり潰していく。そして 同時に多くの信用・信頼も失っていく。
例えば太陽光パネルである。国が補助して国内メーカーを乱立させ 世界制覇をすると同時に世界の需要量を超えて・・国内メーカー同士でつぶし合うまで生産する。勿論その状況では他国のメーカーは潰れており、新しい開発などまで潰してしまう。こうなってしまうと新しいアイデアが他国のメーカーから出て来ても、拡大出来なくなる。中国が市場独占力を利用して自国外を潰すことが増える。
EV開発も同様の流れにしてしまったが、実質まだバッテリーが能力不足と走行車両への給電方法が未熟・未整備のため・・・中国の勝手思うままに出来なかっただけである。加えて言うなら テスラも夢を見過ぎて・・着地点を見失っている。
こんな状況を見ていると中国人の歴史観・世界観が露骨に出てくる。神聖ローマ帝国が宗教に揺れて以来、ヨーロッパなどで諸王国が成立し、お互いが圧倒的に相手を潰すことも出来ない環境(宗教改革・絶対主義前夜)を経たからこそ、ぶつかった場合の調整などのために「国際法」が発展し お互いが平等な立場で向き合うことが前提になった。ところが中国は中華思想に縛られ、ヨーロッパ的世界観と対処法を理解できなかった。勿論 現在の中国も同様である。現在の世界の判断基準は国際法であり、中国には専制的な考えしか馴染まないようである。
先日の日本人学校の殺傷事件などは 過去の歴史を教えて来た過程が共産党支配のための理由付けがあるため、生まれたと思っている。華夷思想のくびきを打ち消せないと言うか?基本的に人は平等と言うことが分かっていない。対等の立場で 討論することが出来ない、相手を潰すスタンスで発言してしまう前提で生きてるからそうなってしまう。国民を教育するというか?万国を理解させる教育が不足している。
同様に台湾問題で駐日中国大使が「台湾に味方するなら 日本も巻き込むぞ!」と脅すような発言をする。このあたりが世界の中で過激な発言となる原因でもあり、世界の歴史を理解できない人たちの限界である。悪い言い方をすれば 周りが見えてない田舎者である。それに批判もせず受け入れた鳩山元首相と福島瑞穂は・・・おバカである。
今さらながら明時代の朝貢関係を出してきて 南の島・岩礁での領有権を主張する。そのアホさに気付かないようなので・・世界第2位の国家に戻ることもないと思う。それしか主張の根拠もないためであろうが?・・もう少しましな理由・要件はないのか?