この日曜日には 孫の初宮にお付き合いしたのだが、久々にジャケットなどを着ることになった。幾らかお腹がへこんできているようで、スラックスはゆるゆるとなっていた。ジャケットも暑そうなので紺ブレを着たがこれも何とか入る。20代に購入したものなので幾らか胸回りなどが 昔と比べ・・ぴったりとなっている。

 近年 健康診断をするたびに 幾らか背が縮み、ここ5年で身長が3cm程は縮んでいる。同級生と話しても みな同じ傾向であるが、縮んでいないものもいる。そんな時によく話題に上るのはウオーキング・ジョギングと姿勢である。おじさんたちの怪しい結論では ウオーキングは背が縮み、ジョギングは維持できるようである。

 取り敢えずおじさんは20歳台でのスラックスはウエストが増えて合わないが、30歳台からのスラックスは殆ど余裕で大丈夫なようである。

 若い時から基本的にジェイプレス・ブルックスブラザーズなどのトラッドモデルを購入してきたので、ポケット・エリ幅などの形・大きさなどが変わらない。一時期 イージーオーダーしていた時もあるが、ポケット以外は基本形を同じにしてもらっていたので・・今も着ることが出来る。「ポケット以外」と書いてご理解いただけるのは・・典型的サラリーマン生活を送られた方と思っている。

 要は形が大きく変わらず 色・柄だけが異なる服を着てきたので、服などに迷う要素を排除して生きてきた結果と思う。そして体型も大きく変わらないので・・今も40年近く前の紺ブレのジャケットを着ることが出来た。でも 昔はプレッピーと称して スエットのパーカーを着た上に重ねて大丈夫であったが、今は体を入れるのが・・やっとであり、余裕がない。

 正直この歳が来ても着るものに悩まないというか?購入しなくても何とかなる。矢張りおじさんは貧乏が板についた生き方をしてきたと思っている。

 それでも 変更したり着なくなったものもある。それはオックスフォード生地のボタンダウンシャツである。定番であり 昔は色違いを多く持っていたが、奥さんがアイロンをかけるのが大変と聞かされ、自営業者となりネクタイを締めなくてよいことにもなり、着るのをやめた。それからは作業着・ポロシャツだけであり、シャツは白一色 アイロンなどの楽なオックスフォード生地ではないもの2枚だけとなった。

流行

 昔から流行を追いかけることがなかったのと、服装を考える時間をかけることなどもしない方針だったので、ほとんどワンパターンである。ネクタイはエリ幅と同じ幅であり、柄もほとんどがレジメンタルの斜めストライプ中心である。ブランドは菱屋としていたが・・今はブランド自体がないかと思う。引っ張ってもねじりが掛からず、しわになりにくく 良い品物であった。

 ハンカチは形だけであり、汗っかきなので江戸小紋の手ぬぐいをもっぱら実用使用していた。従って手ぬぐいは多いが・・・人様に見せることはない。たたみ方は噺家の手ぬぐいと同じであり、スラックスの後ろポケットにサイズ的にピッタリであった。

 思い返せば 若い頃は ジョントラボルタ主演の映画「サタデーナイトフィバー」の時代であり、襟の幅・ネクタイの幅などがコロコロ変わった時代であった。おじさんのスーツの襟の幅・ネクタイの幅は ほぼ手のひらの幅なので変わらない。現在 タレントの村上信五が着ているような茶系のスーツそして前はダブルのような形まで大流行した。バブル時代であった。

 スラックスも裾がフレア気味のパンタロンと呼ばれた形まで多様で オリジナル制作も多かった。そんな変化そして面白いことが多く、若い方が古着に向かう要因かも知れない。

 おじさんは これからも流行を追いかけることもないので・・まあ お声が掛かれば 古着を着て伺うと思います。新たに購入するのは 青山あたりの黒の礼服くらいなので、サイズが合う限り古着のままです。

投稿者

おじさん

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