朝の家庭菜園の見回り・・先週は雨が多く 水を近日掛けていないので見回りだけになっていた・・久々にしゃがんで下を向いて スナップエンドウの根元を確認していると近所の方が入ってきて話しかけてきた。家庭菜園の出入りしているところにはネットなどしていないので自由に出入りできる。おじさんがスナップエンドウとソラマメを見ていたところに後ろから声をかけてきた。正直 突然のことでビックっとしてしまった。

 声をかけてきたのは近所の大工さん。子供は誰かは想像できるだろうが・・おじさんより8歳ほど年上で 半ば引退し、息子が引き継いで大工仕事をしている。現在 息子は住宅メーカーの仕事を主として受けながら、昔から地域の得意先からの仕事を受けている。我が家でも母屋の屋根・天井そして雨漏れなどに伴う板金工事などを修理を 手配してもらっている。最近は酸性雨のため 銅板に穴が開くなど あれー?と思うことなど出てくるので、面倒なことである。こんな時 大工さんに知り合いがいないと面倒になることも多い。そんな訳で家の維持には有難い存在である。仕事内容を見る限り 大工さんはAI時代になっても末永く続くと思われる。だが農業と同じで稼ぎにくい職業とは思う。

 「粗方の野菜作っとるな」が 第二声であった。しかしこのところの雨で作業できなくなっている。まだスイカ・サツマイモ・ミニカボチャなどを予定しているが、成長不足の中生の赤タマネギなどを抜くことも出来ず・・ベト病進行もあるので、とう立ちしないかとヒヤヒヤの状況である。タマネギが抜けないと カボチャを植える準備も出来ない。雨が降り続いた中では如何ともできなかった。そんなことを話して・・・取り入れたスナップエンドウを持って帰らない?と聞くが、「うちにもあるから」と断られた。我が家の冷蔵庫野菜室にも 在庫中である。

作用反作用

 ホウレンソウも2回ほど取り入れたが、これ以上収穫を待っていると「とうだち」してくる可能性がある。雨が続いて 地面からの跳ね返りで葉の裏に土が着くので、洗うのも手間になる。一気に収穫すれば 奥さんが文句を言う・・悪循環の始まりである。しかし雨が降るため間引きながらでもそれなりの大きさとなり 晴れた昨日には取り入れた。

 人生万事に力学法則「作用・反作用」のようなことがあると しばしば気付く。うまく一時期ある局面を乗り切ったとしても、次には前にしたことが影響して上手くいかないこともある。

 良いことがあれば悪いこともある。如何に良いことが長く続け、悪いことを短期間に終わらせることが大事である。何れにしても 物事に対して幾らかメジャーな目と気持ちを持ちながら、考え・努力をすることが大事である。少しでも良いことは長く、悪いことは短いのが理想と思う。

 昔からの慣用句に「善は急げ 悪は繰り延べ」とある。「善は急げ」は父から「思い立ったが吉日」あるいは「うまいものは宵に食え」と教えられてきたので、子供時代から自然にやってしまう。

 しかし「待てば海路の日和あり」と 悪は繰り延べて、状況変化を待つのも手とも理解はしている。しかし繰り延べて こじれる場合も多々知っているので、出来れば短時間が良いが・・どうにもならないときには 繰り延べるが正解と思う。長く生きてきたが、この「悪い時での対応処置」の見極めの難しさは・・相手があることが多く・・変わらない。書くのはたやすいが・・実践あるのみか?微妙である。

窮鳥(きゅうちょう)懐(ふところ)に入る時 狩人も殺さず

おじさんは このパターンで・・助けて頂いたことを覚え 今も感謝している。

投稿者

おじさん

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