ぐずついた天気と雨が続く。ナバナの花つまり菜の花が咲き乱れる頃 3月下旬から4月上旬にかけて、菜の花(別名 菜種)の咲いている時期に 降り続く雨のことを「菜種梅雨」と言うのだが・・今年は早いな!と思いながら見ている。
ホウレンソウが先日一気に大きくなったことは伝えたが、普通 植物は雨が降ると大きく変化する。例えば「雨後の筍」と言う言葉があるが 梅雨の前5月頃もあり、場合により桜を散らす雨にもなる。この雨の頃 にょきにょき竹林でタケノコが顔を出す。雨が降らないで植物の生長をさせるには散水が欠かせない。
自然の中で自然に暮らす・・ゆったりとした時間と心を持たないと大変である。ところが一旦ことが起こると変化は急である。前に書いたハクサイの花芽 つまり「とう立ち」直前の変化・・歳時記と言うべきなのか・・繰り返されることへの心配りと用心が無いと・・判断を誤り、満足感のない結果になる。人の世もこれに似ている。
ナバナ
昼食に毎度日曜昼のことと うどんを食べに行く。毎度のことながら後に取る天ぷらの並びに「菜花天ぷら150円」とのカードがあった。売り切れのようで・・追加される様子もないので、いつものように とり天・イカゲソ天を取る。なお 奥さんは野菜の寄せ揚げと野菜の天ぷらを取る。奥さんがハサミを持ってきてるので、食べる直前に2人で天ぷらを2等分する。もちろん どっちが多いと 子供の様に文句を付けることもない。
帰った後 雨が止んでいたので、早速 春の恵みを摘みに家庭菜園に向かった。もちろんナバナであり 10本ほど収穫する。次に取り入れるのはワケギである。分葱和え(わけぎあえ)のために地上部をハサミでカットして収穫する。根本付近は雨の跳ね返りで汚れているので、球根側に余裕をもってカットする。一昨日はタカナの収穫の後で十分洗うのに手間が掛かった・・ので注意する。もちろんホウレンソウも同様なので収穫しない。
奥さんにナバナを見せ 「天ぷら」とリクエストしたが・・油が跳ねるので・・茹でるとのことである。うどん屋で売り切れ、なかったことが悔やまれる。春の味わい方も・・ベストでありたいがそうもいかない。人生少しのずれで大きく変わるのは常であるとは経験している。たかが天ぷらの取り損ねで、考え過ぎかとも思うが・・哲学はどこにでもある。
そんなことより ジャガイモの分割と切り口の乾燥である。ホウレンソウのタネも安いものを買って来たので、タネ蒔き前に芽出しをしないと発芽率が落ちてしまう。表面処理をしている高価なタネは芽出しをすると逆に発芽率が落ちる。お金をセーブするには手間をかけないといけないが・・隠居には その手間がまた楽しい。
天気予報を見ながら ばあ様のデイサービス日に作業が出来るように計画していく。鶏糞などの施肥・粗起こしは昨日終わっている。畝立ての作業を予定する明日・明後日の晴れと水はけを願うだけである。