おじさんは共稼ぎの両親に育てられたので、爺さん婆さんそして近所のジジババ衆に育てられたと思っている。おじさんが育ったような三丁目の夕日的な環境は これからは難しいかと考える。爺さん婆さんが同居することもなく、高学歴化で子育て費用も非常に多く掛かる。当然 両親は子供を保育園などに預け、懸命に働かないといけない時代と考えている。またそうすることが 自らの老後を楽にするとも思っている。
おじさんの奥さんは一番下が幼稚園に入るまで、15年以上専業主婦であった。途中働けばと言ったが、同級生は誰も働きに行っていないと言っていたが・・近所の奥さんの同級生などは働いていた。後年 知人などを介して聞いたが、奥さんの学生時代の同級生の7割は働いていた。完全に口から出まかせで言っていたとは分かったが・・それ以上は何も言わなかった。
就職先を探しだした時にも 頼みに行こうかと声を掛けたが、自分でパート仕事を探して来た。多分 対人関係と制約・配慮などを考えての選択と思い・・肉体負荷が大きい職場とは思ったが・・それについても何も言わなかった。また給料も奥さんの完全独占管理であり、奥さんと結婚以来 今日までお金を出してと申し入れたこともない。
途中で法改正から厚生年金を掛けてくれるようになり、何とか結婚前と合算して通算25年以上掛けることが出来たようである。お陰様でおじさんは加給年金受け取り資格がなくなり・・おじさんとしては年金受給額が減ってしまった。しかし 奥さんには年金増額と加給年金が行ったようである。年金の受取は好きなようにと言っていたので、加給年金を考えて年齢次第で遅らせることなく受け取っているのか否かも知らない。
おじさんは厚生年金だけでは厳しいと思い、途中から別の終身年金を積立て 現在定期的に受給している。おじさんが生きてる間は何とか夫婦二人とばあ様三人で暮らせると思うが・・おじさんが逝った後は 貰っている終身年金もなくなるので相当厳しいと思う。その頃には 順番から言えば、ばあ様も逝っていると思う。
そんな将来像が見えるので奥さんには大きな負担を求めず、生活にはおじさんの年金・バイトで費用を賄っている。奥さんには残して貯めておけと言っているが・・どこまでやっているのやら?分からない。後は 子供が相談に乗ってやることをお願いするだけである。その時は田んぼでも家でも何でも 全て売って賄えばよい。
専業主婦
奥さんは途中から専業主婦をやめ、働き出したので厚生年金からの給付がある。現在の日本の状況では 専業主婦をした老後の年金受給は国民年金のみとなる。そして年金受給中にパートナーが死亡した場合は・・余程の貯えが無いと暮らしはそれまでより厳しいものとなる。もう少し稼げる職場であれば金額も多くなったと思うが、田舎の女性の職場と考えれば致し方ないと思う。
念のため おじさんの遺族年金も計算してみたが、奥さんの年金受給額と大差ない様である。しかし二人で受給している間は多くなり、もしも一方が入院などしても医療費負担などに耐えられる。二人で厚生年金受給は利点が大きいと思う。
人生100年時代の女性は・・・下手しなくても 貯えなど軽く食いつぶすと想定している。定期的に給付される年金が無ければ難しい。実際一千万円持っていても月々五万円おろしてしていけば、15年程度しかもたない。寿命が伸びすぎて 医療費もさらにかかる様になり・・たまに年金インタビューで答える方の様に、おにぎり1個あるいは食事などを抜くなど無茶な節約が始まるかも知れない。
そんな現状を考えても 専業主婦は子育てがひと段落すれば、早々に就業が求められる時代である。母親も父親同様 背中を見せながら生きる時代になったと思われる。
このままでは より貧しくなると言われる事を考えれば、従来の考え方を見直す時と思う。しかし たまにTVに出て来る「40歳代シングル」「シンママ」の勘違いインタビューを見て笑ってしまう。こんな状況音痴なパープリンを嫁にするのは・・おじさん同様 旦那が苦労すると見込んでいる。おじさん達と違い さらに経済的に厳しくなっている将来の年金試算などを見ると・・若い男性諸氏が気の毒になる。
取り敢えず 頑張れ若造!