高裁で辺野古の工事認可について 改めて敗訴したのだが・・その後 知事は病気療養となり時間稼ぎばかり、副知事などが会見してお茶を濁す。結果は変わらないので、ヘタなポリシーで動くのはおろかである。また意味もない無駄な時間稼ぎに終始すると見込んでいる。だが時間稼ぎされれば、経済的には非効率となり 日本国民の税金を無駄に浪費することは配慮されていない。本日 国の代執行が実施された。

副知事が会見に出て来るものの、「歴史的経過もあり沖縄に配慮して話し合うべきだ」となる。歴史的にも先の大戦で多大な被害を受け、対大陸・台湾戦略を考えれば沖縄に基地を集中させるのは苦痛と思うが、歴史的に先々代知事が辺野古移転を許可した経過はどう説明するのか?行政が継続性を否定するのは沖縄単独の問題行動であり、後を引き継いだものは勝手気ままに継続性を否定できない。従って知事のポリシーなどの問題点で途中否定することは出来ない。

民意が変わった・・と言うだけなのは いかがなものかとは思っている。民意が変わるのは理解できるが、他への影響を加味することなく一行政が決めることは理解出来ない。

法律の適用と同じで 昨日まで正しかったものが、今日は罰せられるという事にならないように経過期間・措置などを設定する。例えば死刑廃止は理解できるが、既に死刑判決が最高裁などで確定した方の死刑が中止することは出来ない。死刑廃止を法案化して 刑罰から死刑として廃止となった以降の犯罪者が法令適用の対象となる。法治は一時の感情論だけで動かせる制度ではない。

沖縄の基地の多いことについても 朝鮮半島に向けては本土での基地が大きく左右するが、戦略的には 韓国内の基地と日本の自衛隊基地などのワンセットで考えるので、日本本土内での米軍基地は大きく増えないと思っている。経過的にも 朝鮮戦争後の米軍縮小に伴って、自衛隊に移管されてきたこともある。こんな歴史的経過を知っていれば沖縄への考えも変わる。

沖縄は台湾・中国に対する比重が大きいので、単独的に沖縄の負担がどうこうと言う問題をコメントすることは戦略的にはあまり意味がない。また バックアップ基地であるグアムから近いと言う地政学的・歴史的経過があることを忘れてはならない。

そんな中 沖縄知事が単独で中国にすり寄るような行動を取れば 逆に米軍・日本の保守から見れば・・敵対的行為と見做される。なにやってるのとしか思われない。そして朝貢貿易時代の琉球王国の出先機関の所在地で記念碑を建てる。中国に隷属したなら・・と言う朝貢の基本を再度世間に晒すお馬鹿ぶりである。県の独自外交と言えども 歴史・歴史的評価を分かってしているのか? 

アメリカ・中国という大国に挟まれ 抑圧を受けているなら 同じ立場に近い現状の台湾に行くべきである。そして独自外交をしたいなら台湾とアメリカ軍の基地を分け合う話でもすれば良い。日本政府とは違った視点での行動である。均衡が平和の基本であるとは歴史が現わしている。パックス・ロマーナを考えれば理解できる。乱すような中国にすり寄るのは・・間違った方針であると思う。「合従連衡」いい歳してるので 中国の故事くらいはお分かりと思う。

フィリピンからアメリカが撤退した途端 フィリピンに近いサンゴ礁の領有を主張し出した。中国がいかに覇権主義的か判る。敵の敵は味方などではないのが世界である。

パワーバランスで 沖縄基地負担が生じていると理解すれば、中国が昔のように「外征力」が無ければ叶うと思う。現在 本年度の予算も7%以上増やし、軍拡に次ぐ軍拡がされている中国 信用するに値しない。

最後に こんなお馬鹿知事を選出するしかない沖縄県民の選択の自由がないことを憂う。なお 知事の氏名を書かないのは 書くのも腹立たしく面倒なためである。ご高配されたい!

投稿者

おじさん

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