同級生に骨付鳥を送ったところ お礼の電話がかかって来た。その会話中 今年仕事を辞めようとしたが、立場を派遣として継続雇用を頼まれたそうである。友人はネットワーク関連の管理者の資格を数年前取得していたのだが・・交代してくれる人員がいないそうで・・延長となったようである。
それも県が始めた新規事業でのサーバー管理らしく、県・派遣会社担当者からは 元気な限りよろしくと聞いているそうである。どうも経験年数も資格取得に関係するらしく、次の要員は・・これっぽちの時間給では若い子は来ないと周囲が判断して、生涯現役にと振られたようである。
68歳 時間給1500円プラスでフルタイム勤務となり、元気に勤務しているとのことである。高齢者とすれば肉体的負荷は小さいので・・昼は眠たくなるが・・元気に働いているようである。そして 奥さんも薬剤師なので・・夫婦共働きで毎朝通勤していると聞いた。
今年の同窓会でも、セメント会社退職後 関連のコンクリートプラントで品質保証の資格者として、ハンコをポチ!で勤務していると友人から聞いた。こちらも経験年数と資格がものを言うらしく、若い方の資格取得がないので・・ジジイに仕事が回って来るとのことである。彼によれば大卒入社の社員であったものには 人事部から声が掛からないようで、高卒で良かったと言っていた。
2人には 「安い値段で仕事を受けて 若いのに迷惑を掛けるな!」とは言ってやった。そうゆうおじさんもガソリンスタンドで週2日バイトに行っているのでエラそうにも言えない。ばあ様を看ながらなので 時間的には後1日くらいは増やせそうだが・・無理はしない方針である。
人によれば一生働くのかと嘆くように言う方もいるが、体が動け 頭がしっかりしていれば 働いた方が良い。家庭菜園などでも 趣味と実益を兼ねられるので、体への負担が小さく マイペースで働いていると考えれば・・良い様に思う。
社会の考え方
社会の考え方がバブル崩壊後 間違った方向に向かったように思う。中国の勃興期とかち合った不幸とも思う。アメリカは経済構造を変え 製造業を切り離して運営し出したが、日本は追従出来なかった。農耕民族的と言うのか?日本人的と言うのか? 「ものづくり」へのこだわりがアメリカとは違っていた。なお中国も日本に似ているようだが、製品の生産をコピー的に一斉多発的に行う競争乱立的である。従って自己で研究することなく、盗むなどで済まそうとする。機を敏に捉えて金儲けするが、発展させることは難しい。これからの中国の発展は・・それなりで終ると思っている。横道に逸れそうなので・・戻して
例えば企業が正社員を減らし 派遣社員を多くして人件費を下げ、利益を確保しましたというような企業業績発表などを平気で出してくる会社が多かった。正社員と派遣社員の割合などを変えず、良い仕事をして 適正な価格で売り、利益を確保することが企業本来の姿であると思う。
中国の台頭とともに「良いものを適正価格で売り利益を確保する」と言う健全な状況が潰れて行った。中国の博打的投資運営と市場独占利益に惑わされ、安値で仕入れた輸入品の低価格競争ばかりに終始したことが現在の姿を招いたと思っている。
これからの変化は「良いものを適正価格で売り利益を確保する」と言う形態に入っていくと思っている。例えば 肉を食べる時にも 牛・豚・鶏そしてジビエがある。どの肉を選び料理方法・値段を考えながら どれも美味しく食べる。それなりに肉を食べて行けば、美味しい食べ方は自然に分かってくると思う。バランスよく体験した方が利益を最大に確保する時代と思っている。奥さんがそうなのだが 最初からジビエを体験しないで嫌うようでは将来は危うい。
なお おじさんは若い子が自由に騒いで楽しんで、残ったもので楽しめれば良いと思っている。