先日 孫たちが揃い踏みした際、毎度のことながら おもちゃ・絵本などがどんどん出て来る。奥さんがしっかり衣料用コンテナ箱に詰め込んで、収納・管理しているためである。孫が来た時には引っ張り出して、帰れば水洗い・乾燥などして再度収納する。将に 孫予備品と称して問題ないと思う。
絵本も同様であるが、子供が絵本の入れ替えとばかり置いていくものから持って帰るものなど・・車で帰るので好きにしている。おじさん家(ち)は子供のトランクルームとして使われている。絵本は再版を重ねたものも多いらしく、孫たちが喜んで手に取るらしい。そんなことを横目で見ながら・・大半を買ってきたおじさんへの感謝はない。今さら感があるので言うこともない。
子供用のいすなどの家具も同様である。奥さんが水洗い可能なものは洗い、不可能なものは拭いて乾燥させる。田舎の家なので収納場所には困らないが・・何時までも ものが減らない。子供の住んでるマンションで取り敢えず邪魔になったものは、帰省する車の片隅に積み込んで運んで来る。それを奥さんが・・また収納するので、おじさんの家の多くの部屋は荷物が溜まっている。書かなくても・・想像されるとおり 使い古しの子供服が一番多い!
いい加減 断捨離しないといけないと思うが・・先日から新たな孫が出来ると分かり・・奥さんの収拾保管は更なるブースターが点火するのではないかと考えている。先週は孫たちが帰った後の 布団干し&圧縮収納そして保管おもちゃ類の整理に精出していた。
従って孫が帰るとなると事前準備から片付けと奥さんは忙しいので(多分 自分自身で仕事を作っている)・・おじさんは 逆撫でないように 言いたいことも言わないで過ごすようにしている。こたつ敷きを洗う・変えると言われれば・・何を置いても協力する。健気なおじさんである。
貯金箱
奥さんの保存癖 子供が夏休みなどで作った工作物・絵なども 多く保管している。おじさんのガラス扉が付いた本棚などにも 本の前面隙間に歴代の貯金箱が収納してある。お陰で 本の背表紙タイトルなどは読めない状況である。
孫が帰ってきているとき この部屋にピアノが置いてあるので、孫の習い事の成果を奥さんに見せていたらしいが・・本箱の中を見て 孫は「この貯金箱誰の?」と聞いた時「おかあさん」と奥さんが言ったら・・「大したことないね!」とおナマを言っていた。
ジイは小耳で聞きながら 微笑んでしまった・・これは孫にとって 普段やられっぱなしの母さんの過去を見付け、年相応 似たようなものだと理解したのかもしれない。ジイとしては これも一つのマイルストーンになったかな?と思いつつ・・違うケースも出て来る可能性もあるかな?と思わずにいられなかった。
孫が書道教室に通いだしたと聞いたばあ様が、横に高校文化祭で展示した書道のボードがなかった?と押し込みながら 聞いていた。何せ 奥さんを含んで 女性は余計なものが身近に貯めてしまうと おじさんは思っている。
これが 子供の作ったものを いつまで残すかなあ?と思う瞬間である。奥さんも普段見えぬように 箱にでもしまい込めばよいものを・・奥さんは多分変わらないので、子供自身が不都合があると思えば 伝えて置く方が良い。
奥さんもそうだが 思い出いっぱいに日々過ごす女性は多い。今週初めに子供夫婦とあった際、「父の写真は見たことがない」との話が飛び出し、おじさんの最新の写真は8年前だったとのことが分かり・・そんなもんだと言った。あまり写される側になることは控えている。
写真が命を吸い取るとは思ってないが、おじさんは自意識不足の恥ずかしがり屋の面がある。文句を言うことなく・・片隅で何となく暮らしているのが楽である。さらに言えば色々なことが出来ると思われるより、出来ないと思われている方が 頼られることなく楽である。そうしてると手を差し伸べて助けてくれる人もあり・・さらに楽が出来る・・生活の知恵である。