昨日は七夕というのに曇り空、たまに小雨も降ってくる。そんな日なのに・・ガソリンの値段が上がった。あと少し伸ばせなかったのか?大台170円に乗ると途端に客足が落ちるが、バイトの身では どうでも良いのが本音である。無論 個人的には値上げ大反対である。
殆どが税金であるというのも分かっているだけに馬鹿らしい。現在WTI原油の価格がバーレル当たり73ドルを超えて70ドル前後である。為替も円安の波にさらされ140円を超えている。為替で25円 原油でバーレル10ドル違えば、原油の日本円で見た価格上昇はバーレル250円となりバーレル約160Lであるから(ガソリン収率は無視した簡略計算)、ガソリン1L当たりの2円程度であるが・・ここに級数的に税金などが乗って倍の価格5円プラスを乗せて決まる。
抜本的にガソリン価格の半分強は税金である 。ガソリンスタンドで最終的に頂く価格には前もって関税・ガソリン(揮発油)税などが乗せられている。そこに消費税を掛けてガソリン販売価格になる。いつまでも是正されない2重課税をどうにかしろ!!と思う。
道路財源になると言いながら 何年も前から流用できるように内容を変更し、税金の使い方も自由となっている。
今年は企業業績が良いとのことで、税収が大きく伸びているようである。社会の中では、税金などでプールされるより、人件費として個人所得が伸ばすのが経済を発展させる要素である。経済全体が大きくなる前に ちまちま利益をかじっているような状態が続いている。
昔ながらの課税を続けていては税金の意義を失ってしまう。ガソリン関係の税金は環境に配慮し、車を利用しない方にも車使用による恩恵を及ぼすなど明らかとなり、車が贅沢品であった時代のものとは異なる。田舎では公共交通機関の維持も難しくなり、車使用が人々の生活に溶け込んでいる。時代に合わせて税制を変化させてこなかった政治・官僚などの怠慢でもある。
逆に言えば 税金として適正に徴収され、それらが効率よく速やかに社会に還元されれば良いが、実際は時間差と使い道が無く、前例踏襲とばかりに他への流用。その為 現状では無駄ばかりで非効率的であると思っている。そんなお金は 潤沢・自由に民間に流して活用して、富の蓄積自体を大きくすることが大事である。
消費税
消費税が日本で導入されたのは1989年で、当初の税率は3%でした。「公平・中立・簡素」という観点から、石油諸税を除いた多くのものにおいて、個別間接税は廃止または、軽減措置(調整併課)が実施されたりしました。
この時 官僚がサボり前例踏襲としたことが、経済によどみを作り市場を歪めている。政治がこれを正して経済の好循環に持っていけない情けなさを、再度考えてしまう。そういえば環境問題を言い出す左派の方もこれを支持していたので、今の時代にキッチリ修正してはと思っています。
おじさん 燃料会社のサラリーマンであったので、その付近のこと覚えています。当時始めたゴルフのため、神田駿河台下のスポーツショップを覗きながら、ゴルフクラブに物品税が廃止となり消費税のみで安くなった覚えがあります。その後は贅沢としての過剰な税金が掛からないのをいいことに、自らの腕前であることを忘れ、試打しては・・バブル残照の中・・ツイツイ 曲がらないドライバーを何度も購入してしまいました。
ソロソロ直接税・間接税について見直すべき時代と思います。消費税は消費者から、石油諸税は製油会社ですので、2重取りを見直すため、直間比率を変えれば 「どーてことはないか」と思っています。石油諸税が見直され低くなれば、石油会社も資金余裕が大きくなり・・変革の時代を迎えているエネルギー業界は助かるかと思います。
今のような時代でも・・前例踏襲となれば・・次の時代のエネルギーを考えてないことであり、良いことと思いません。小手先で補助金などで価格を守ろうとすれば、社会の変革についていけないことと同じ意味です。それ故 民主その他のトリガー条項も中途半端と思います。抜本的なことを示せる優秀な官僚・政治家はいないのかな?