これから書くことはおじさんの父から聞いていたことと、自身の考察によるので正解か不正解かは断言出来ない。先ずは お断りしたうえで書いていく。

おじさんの父は中露国境にトーチカと呼ばれるコンクリート製の防御陣地を第2次大戦中つまり戦前に技術系軍人として作っていた。そんな父の経験を子供の頃聞いたことからの推論である。

初期の頃はトーチカ建設後覆土を多く被せていた。ところが工事をしていた頃に 砲弾が土にめり込んで爆発(遅延爆発)すると、トーチカ本体に被害が及ぶことが分かり、覆土の量を少なくしたと聞いている。火薬等の爆発は固体内で発生したケースが遥かに威力は大きいことを教えられていた。岩を砕くダイナマイト(発破)を穴をあけて設置することからもご理解いただけると思う。

現在でも松山空港近くに残る航空機などの掩体壕などを見ると、掩体壕の上部に草が繁茂する程度の厚さの土を被せて偽装出来る程度である。これも単純に土を多く乗せ過ぎれば、爆発の指向がコンクリート本体に行くからと理解している。

コンクリートを大量に打設した構造物の代表が防御陣地であるトーチカそして堤防・ダムなどとされる。これらはマスコンクリートと呼ばれ、技術的にはコンクリートが固まる際発生する熱でコンクリート強度が落ちるので、打設するスピード・量などを管理する。勿論古くなれば 経年で劣化(風化・中性化など)するが、厚いコンクリートなので内部は健全である。

今回破壊されたダム外観を見ていると、典型的重力式ダムと思われる。これを粉々かつ本体が転覆させたように壊されているのを見ると、ダム下側において爆発があったと思われる。

方法は外から攻撃するには 水中でダム本体下部に穴を掘り、発破を大量に仕掛け同時爆破しないと無理と思う。しかし水中から穴を掘らなくてもダム本体の内部には管理用点検用通路などがある。ここから仕掛ければ問題なく同様の効果が生まれる。従ってダムを管理していたとされるロシアであれば仕掛けることは雑作ないと思う。

ウクライナ側であれば潜水して壊れた箇所の水中で穴を掘り、発破を仕掛けることになる。あるいはバンカーバスターなどの大量使用程度しか想定できない。ウクライナと言う国が特殊兵器であるバンカーバスターを大量に所持し、落とす航空機もないと考えるのが当然である。潜水作業するのは、運河の幅とロシアの監視体制を考えれば無理と思われる。また近い将来渡河攻撃することを考えれば、上陸用舟艇もないのでダムの道路使用となる。破壊することは考えにくい。

以上のようなことを考えているとロシアが爆発物を仕掛けたことは間違いないだろうと思っている。ウクライナも軍事侵攻のルートをわざわざ壊すことはないと思っている。

おじさん 爆発はロシア側が意図してやったのか、人為的ミスで発生させたのか知りたいと思う。起爆スイッチはロシア側が握っていたことは確かと思っています。

自軍の兵士の犠牲を厭う(いとう)ことなく実施している・・どう考えても 命令した責任者は処罰されなければいけない。

破壊したとの通信をウクライナが傍受したとの話も流れていますが、まあ どうなるか分かりません。でも爆薬を仕掛けたのは多分ロシア側と思います。

技術的に考察すれば以上となります。さあ 誰が指示命令したのでしょうか?

親子三代

父方の爺さんは土方の親方であった。その為 幼稚園児であるおじさんに 爺さんは基礎の下に並べる「ぐり石」の置き方を教え、コンクリートの配合まで教えるなどした。

父方の爺さんの跡を継ぐ予定だった叔父は、爺さんの跡を継ぐことなく、サラリーマンとして仕事を終えた。爺さんがおじさんに色々教えたのは、内孫が女の子と言うのもあった為と理解している。

父も復員後は塩田会社に勤めだしたが、シベリア抑留が長く、帰国後もGHQに呼び出されることがあり、労働運動華やかな時代でもあったので、あらぬ噂を立てられたとのことであった。

父はサラリーマンでいることを諦め、パン屋になり独立しようと努力していた。ところがパン屋になって5年程が経ち、祭り後の若い衆の集まりで 誰かが投げた盃が頭に当たり、翌々日から左半身痺れの症状で入院。パン屋・土方など肉体労働は無理と判断して、翌年には資格を取って 不動産屋になった。ところが不動産関連で建売住宅建築の為 「○○興業」という名前がヤクザのような社名で、建設業の許可も取って営業はしていた。

おじさんも特定建設業が営業出来る施工管理技士・宅建などの資格は取得している。どこか同じ流れがあると感じるが、おじさんは子供の頃から門前の小僧をやっていたためと思っている。

爺さん・父から色々な話しを聞いて育ち、「今」になったのかもしれません。親子三代どこか似ながら、繋がりながら生きているようです。でも それぞれどこか細かいところで独自の変化をさせてきたようです。

投稿者

おじさん

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