キュウリ・スナップエンドウなどは 樹勢が落ちると葉にカビが発生し、さもうどん粉を振りまいたようになる。その姿からうどん粉病と呼ばれる。家庭菜園では極力農薬を使用したくないので、いろいろ調べて対策してみることにした。
ネットで調べると重曹0.5%溶液を散布すると良いとの記事を見つけた。5gを1000mlに溶かせば0.5%となり・・・ペットボトルで適当に作れると分かったのだが、どうしようかと思っていたが買いに行くのも面倒と思い、家の中を調べてみた。
家の流しの下に100円ショップの重曹クリーナーがあった。注意書きを見ると次亜塩素酸ソーダが添加されている。メインの重曹はどれほどと考えると・・簡単に作る重曹クリーナーのレシピがネットに載っていたので・・4g(小さじ1)を300mlに溶かすとあるので、商品の濃度も1.5%位と想定できた。用途・説明にスプレー後 空拭きとあるので、次亜塩素酸ソーダは消費者の手荒れと残留を考えれば、1%程度と想定できる。うどん粉病もカビが引き起こすのだから、カビキラーなどの主成分である次亜塩素酸ソーダも、薄くとも効果を発揮すると考えた。
・・・ということは、家にある重曹クリーナー溶液を水割りすれば対策用重曹水が作れると見込んだ。シーズン終了直前のスナップエンドウでテストすればよいか・・やってみよう!と決めた。重曹なので農薬と違い食べても大丈夫なのが良い。次亜塩素酸ソーダもOー157対策などで、低濃度食品洗浄などで使用される。低濃度でテストすることにした。
金も掛からず元手もいらず・・貧乏なおじさんにはピッタリの考えである。
スナップエンドウの3分の1の下側 つまり6分の1の範囲でスプレーした結果は、問題なく拡大を抑えられるようである。事前の写真は撮っていないので、テスト後の写真を掲載する。全体に薄く広がっていたものが斑点状に緩和されていた。
やってみた
スプレー容器として使うのは 100円ショップの別清掃用スプレーの空き容器300mlがあった。重曹クリーナーから40g(計量カップ40cc)ほど採り移した後、スプレー容器に入れ 後は水道水を口一杯近くまで入れた。
重曹水に含まれる量は40g×0.015(%換算)=0.6gとなる。
これを300mlに薄めるので0.6÷300=0.2(%)
薄める清掃用スプレーには次亜塩素酸ソーダも含まれ、重曹濃度も標準的製法から求めた。一応 重曹水濃度も薄めと安全サイド側でテストした。
やってみた結果は良好の様である。農薬を使うことなくうどん粉病を抑えれそうで・・しばらく継続して様子を見ることにした。現在枯れることも考え、スプレーしたのは1回だけである。上手くいけばキュウリ他にも使えるので、慎重にテスト中である。