回転寿司チェーン「はま寿司」富山市内の店舗で男子高校生がガリを容器から直接食べるという迷惑動画が今年2月にSNSで拡散された問題で、同社は4月5日に警察に被害届を提出。しかし、ガリを“直食い”した男子高校生の叔父による“新証言”が波紋を呼んでいるとの記事を読んだ。
最初は「李下に冠を正さず」と疑われる紛らわしい行動をするなと思っていただけで読み始めたが、実際は高校生の周囲の大人・記者などの無知のお祭り状態に気が付いた。「李下に冠を正さず」以前の話であった。
記事を読んでいて違和感を覚えたのは、今の若いお父さんお母さん世代は食事のマナーを知らないのかということである。半ば暗黙の了解のように思っているが、共用容器から香の物あるいは副食材を取り、専用の取り箸・トングなどで 取り皿あるいは料理を盛った食器の脇に置く。その際 取り箸・テーブルなどを汚さぬようにする。取り箸などが無ければ店員さんなどに依頼して用意してもらう。
自身が使う箸などで取ること自体がダメな行為である。家族内の大皿での食事とはマナーは一線を画する。従って高校生が取り皿にガリをトングなどで取り、それで食べればマナー違反とならない。直接共用容器から直接食べず、満足できなければ更に取り皿に取り食べれば良い。香の物あるいは副食材がその結果無くなれば無くなったで良い。店の方に食べてしまったのでよろしくと伝えれば 問題ない。
食事をしている際 その光景を隣の席の方などが見ればどう思うか?など後で利用する他者あるいは店舗内での他の客への配慮が常にされていることが大事である。店員から注意がなかったなどと言うに及んでは馬鹿を晒すだけである。店員は他の客などへの対応もあるのですべてに目が届くとは限らない。実際おじさんがガソリンスタンドでエンジンを掛けたまま給油する客に注意するようにしているが・・気付いた時には給油は終わっていたというのも多い。
店側が注意しなかったので・・というのは了見違いである。「叔父による“新証言”が波紋を呼んでいる」も記者の無知が引き起こしたことである。
事件の全体像は 基本的マナーを理解していないものが愚行をしでかし、それを基本的マナーを知らない記者が 批判的記事を書く・・まあ 末法の時代ならでは!と思うことにした。
続報概要
騒動から2カ月ほど過ぎた4月12日に『NEWSポストセブン』から続報が。記事によると、男子高校生の叔父が取材に応じ、前述の“スシローペロペロ事件”とは「少し質が違う」とコメントを伝える。
「店員さんが(男子高校生がガリを食べることを)確認していたと聞いているんです、(ガリを)完食して。お店をでるときは『ありがとうございました』と(言われた)。スシローペロペロ事件の件とは少し質が違うと思います」
叔父なる人物が 店員からありがとうございましたと言われてので・・云々との話があるが、基本的マナーを理解していない大人である。同席していたなら直接食べるのを止め、教える立場である。バカに輪を掛けた奴と思うだけである。
次に書かれていた行動にも笑ってしまった。記者の行動だろうが・・このことは警察関係者や弁護士にも伝えるとし、男子高校生の行為自体に「正当性はない」と話していた・・あまりの「当たり前田のクラッカー」状態に笑うしかない。
取材した記者も・・おバカである。マナーが分かっていない。そして 更に輪を掛ける・・・ああ!なんじゃこりゃ!周囲に説明する年寄り・大人はいないのか? 論点自体が分かっていない!
面白過ぎる!