3月中旬になろうとしているが、現在自治会の総会に向けての資料作成と監査などで、週末の夜は潰される。そこに4月からの地方議会選挙に向けての立候補予定者の「挨拶の機会設定」を求める要望が自治会に届く。市への要望その他での都合もあり、無下(むげ)にできない面がある面倒な人々である。田舎の生活には面倒さが付きまとう。

先代そのまた先代の自治会長は「改革的に しがらみを断ち切ろう」としてやったところ、町内連合自治会から批判を浴びた。まあ 地区内に議員がいればそうなるのだろうが・・都会での生活をした後 或いは退職後リターンした者には・・ある種の違和感がある。

なにせ田舎には面倒な対人関係がある。その考え方・組み立て方で、馴染めるか否かが決まって来る。

おじさんなど 多くのことに「そうね」と落とし込める性格なので、「適当が一番」としてしまう。「こだわり」があっても・・直ぐに「こだわり」などワープ出来るタイプなので・・助かっているのかも知れない。

役員改選は3年おきでもあり、自治会員の問題提起などもないので、今年の総会は「シャンシャン総会」の予定であった。昨年はコロナを理由に区長さんだけを集めて説明し、その後各区で総会資料を全戸に配布した。今年もコロナを理由に小さく実施して、立候補予定者に挨拶させるか否かについて検討会を実施している。

候補者にも若い新しい人が出てこないようで、地方議会ごときでの老々政治は御免したい。

議員年金制度

市会議員の高齢化を嘆きたい。「いい年してやるな!」と思うが、なかなか議員を止めない。地元には石油会社の関連子会社の所長を退職しての市会議員がいる。御年74歳であるが3度目の立候補である。辞めるとの選択肢はなかったのかと思う。若い世代が立候補しないのが問題と思うが 老後・将来を見つめた時、市会議員の年金廃止はその理由の一つと考えている。

 議員年金財政の厳しい状況に対応するため、平成14年と18年の2回にわたり、退職年金や退職一時金等の給付水準を引き下げるとともに、議員の掛金及び特別掛金や地方公共団体の負担金を引き上げるなどの給付と負担の大幅な改正が行われてきた。

 その後 平成の大合併が大規模かつ急速に進み 議員定数の削減また行政改革に伴う議員定数及び議員報酬の削減が行われたことにより、市・町村議会議員共済会は平成34年度に積立金枯渇の見込みとなった。

その結果、議員年金財政の厳しい状況や平成18年の国会議員互助年金制度の廃止などを背景とした近年の国民意識の変化を踏まえると、地方議会関係者の合意と国民の理解という双方の要請を満たしながら、今後も持続的な制度として存続させることは、もはや困難であるとの結論に至り、平成23年6月1日 地方議会議員年金制度の廃止措置を講ずる法律案が第177回通常国会に提出されました。同法律案は、衆議院・参議院ともに全会一致で可決・成立した。

当時の判断は状況を考えれば・・分かるが 高齢化で変な方向に進んでしまったように思う。

 普通であれば会社などに務めて 厚生年金を納め老後の心配をなくしたいので、若年での立候補はいかんともしがたい。復職することも可能だが・・どの面下げてと批判も出て来易い。議員となれば老後に不安を覚えながら活動するほかなく、利権構造に食い込むなどで、政治家としては怪しい危険リスクを持つ可能性も高くなる。政治での国民意識の貧困さを見るようで・・情けない。

議員であれば 家族もそれなりに周囲に配慮しながら生活しなければならない。そんなことを考えていると、益々 若年での立候補は望めない。ここは議員の定年制を設けて70歳以上での立候補を制限し、少しでも若い世代60歳前後を短期にお願いするしかないと思い出した。

議員への成り手不足 給与は何とか生活維持ベース程度ではあるが、年金などの欠落は厳しい。これを解決するには国会での法制を待つしかない。おじさん達では如何ともし難いことである。

リンカーンの言葉をモジって「老人の老人による老人のための政治」如き 地方老々政治は御免願いたい。

投稿者

おじさん

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