ウクライナを見ているとロシア 退くに退けないのかなとしか思えない。おじさん最近は博打と言うか?パチンコ・パチスロ・麻雀・お馬さんレースなどに金を掛けると言うことを一切しないが、昔は良く「退くに退けない」事態によく陥った思い出がある。やはり おじさんは小物の俗物である。
引くに退けなくなった事態を考えると「負ければあるいは負けを認めれば それで終わり。負けを認められない」「本人の所持金と給料を忘れ・・熱くなってやってしまう」まあ褒められた行動ではない。だが 退くに退けないことは普段の生活でも多い。
ロシア軍の戦い方も昔ながらの戦力集中、犠牲をいとわずといった戦い方である。日露戦争の203高地攻略戦の乃木将軍指揮の日本軍と同じように ワンパターンに犠牲を重ねる・・。日本軍も大山巌(おおやま いわお)が指揮して大口径臼砲を打ち込んだ直後に突撃する戦い方に変えるまで、変えられなかった。人間ワンパターンに陥り、意識することなく・解らぬまま繰り返す影響は大きい。
なお現在のロシアの戦い方は 日露戦争旅順203高地と同様、侵攻前に榴弾砲でめっちゃくちゃに砲撃し、面制圧後歩兵が侵攻する。ウクライナ軍も陣地にこもり迎え撃つが事前の砲撃などで犠牲者が出る。ロシアの占領後の映像に ほとんどの建物が破壊されている原因でもある。
残酷だが ここは残った兵士の数で勝敗が決まる。ロシアよりもウクライナ軍は防御側なので陣地内に籠り被害が少ないと見込めるが、それなりに犠牲者が出る。ウクライナは人口も少ないので長期には不利となる。それゆえ 後方の補給基地をハイマースで攻撃して、砲弾などの補給を妨げ・使われる前に破壊する。ロシアはハイマース射程外に補給基地を作り対応する。
ウクライナは侵略を受けた側なので、力の続く限り戦うと見込める。「右のほほを叩かれれば、左のほほ・・・」とはいかないのが、人間の世界である。
両軍の戦いを脇から眺めているだけであるが、攻め込んだ側が退けば戦いが終わることは分かっている。プーチンの体面なのか、ロシアの威厳なのか・・・プーチンとロシア国民のみが判断出来ることである。
ロシア国内では局地戦としているらしいが、戦死者が大量発生すれば困ったことになると思う。ネットで戦死者数が出ても、多分ロシアは数を出さない。旧日本軍と旧ロシアであるソ連が戦ったノモンハン事件(1939年)での戦死者の公表は1998年 半世紀以上経ってのことである・・多分 ロシア軍は現在の報道戦死者数発表以外を認めないし、自主的な発表もしないと見込んでいる。早まるとすればSNSなどネットワーク時代の速報・公開などがロシアであった場合である。普通に考えても、プーチンが失脚しても軍は公表しないと見込まれる。ノモンハンの件 ソ連崩壊でも公表されなかった前例から当然である。
平和に対する罪
ウクライナは「退くに退けない」とは当然である。市民あるいは民族自決を侵され、破ぶられた過去を考えれば当然である。ロシア帝国の時代からウクライナ人あるいはタタール人はシベリアに送られてシベリア開発に酷使されたのは世界史の教科書を見ればわかることである。ロシアこそウクライナ・タタールへの弾圧を繰り返して来た元凶である。極端な話 クリミア半島はクリミアタタールの原点である。しかしオスマントルコの支配 その後のロシア女帝 エカテリーナ以降ロシアに併合されるなどして現在に至る。今もロシア国内の人種分布でその住民強制移住の跡が残る。
歴史などをある程度理解していれば、「ウクライナ頑張れ」としか言えない。歴史的に見れば 第二次大戦で世界は帝国主義時代を清算したことになっている。日本はそれまでの権益などすべて失った。そうして東京裁判(極東軍事裁判)により、帝国主義時代には問われなかった「平和に対する罪」を問われた。A級戦犯と言われる東条英機などの国家指導者への処罰である。
今こそロシアのプーチン大統領はA級戦犯との罪状で裁かれるべきと思っている。
プーチン大統領 一方的に引けば身の破滅が見えてくる。やはり後継者を指名して身の保全を確保する策を立てるか、火中の栗を拾うがごとく行けるところまで行くのかに関心を持っている。
軍と同一の発言権を維持しているワグネル(プリゴジン)などロシアと言う国は普通の近代国家ではない。
まあ おそロシア としますか!