マツダからロータリーエンジン復活とコメントが上がるが・・おじさんは走りの面での期待はしていない。昔からロータリー車に乗っていたのが、周囲に多かったのが原因である。体をシートに押し付けてくるロータリーの立ち上がりの気持ちよさは格別であった。ロータリークーペ・サバンナ・RX7など乗っていたのが身近にいたのでよく乗せて貰ったし、ハンドルも握った。サバンナが 高校生時代に初代が販売され、ステアリング握った最初のロータリー車でした。
エンジンの軽量さを生かしたフロントミッドシップの初代RX7はハンドリングも楽しかった。なお 年寄りの冷や水として言っておくが、昔の車はあまり車体の剛性が高くなく、タイヤ・サスペンションもそれなりなので・・旧車乗りは無茶しないことを祈念しております。長く大切に車を伝えて欲しいと思っています。
基本的なエンジンサイクルから言えば、ロータリーエンジンは2ストロークエンジンである。一気の加速と言うか回転上昇は4ストロークの比ではない。バイクでも レースとなれば2ストロークが立ち上がりで4ストロークを離していく。戦車でも10式は4ストローク 90式は2ストロークであり、小型・軽量・大出力の点では2ストロークに軍配が上がるが、こと燃費では4ストロークに負けてしまう。
今回のエンジンは昔のような「12」あるいは「13」のような出力目的のエンジンではなく、軽量コンパクトを目指した選択であると思う。またシール材料も改良され、より燃費に改善がみられると思う。あくまでも軽量コンパクトな発電機駆動用エンジンと言うことを忘れてはならない。
EV
今回発表する車は PHEVでありバッテリーとエンジン発電機という組み合わせで、モーターを駆動して走行する。おじさん機械工学科だったので実験的に25馬力程度が高速巡行する際のタイヤの転がり抵抗及び車体での空力抵抗とされていると習った。それだと25(HP)×75(Kgm)÷102=約18kW程度の発電がおこなわれるとは想定している。加速などの余裕代をエンジン発電機に持たせるかバッテリーに持たせるかは設計思想・チューナーの味付けによると思う。
こんな計算を見せると車の大きな馬力は加速などのために使われ、巡行時には少ないと分かる。車を俊敏に走らせるにはトルクが大事な要素であり、モーター出力が最高速などで決まってくるので・・・今回ロータリーエンジンと言っても恩恵は体感できないと思う。
先ずは車体バランス・体感の良い車が作られることを期待している。
ハイブリッド車には色々な考え方があるが、エンジン出力を発電機単独にしてモーター駆動するか?複合的に使うかでエンジンの排気量なども異なってくる。今は過渡期でもありいろいろな考えで製品を出して、使ってみることが大事と思っている。
と・・御託を並べても・・正直 乗って遊べる歳でもないのが悔しい。
何事にも 順番・順番と諦めている。
安全運転 安全運転!