土地の境界について 本日市役所まで地図の閲覧に向かう。専業農家でもないので、全ての農地(田)は知り合いの農家に20年以上預かって頂いています。

正直 多少面積が小さくなろうが大きくなろうが大差なく 面倒と思える時代である。田んぼの畦畔(けいはん:あぜ・水路擁壁等)などの補修でお金を取られて、少ない小作料を頂いても水利費などで農協の口座からお金が引き出されていくので 収支はマイナス。

おじさん家(ち)の田んぼなどは 幅員4m以上の道路に面しているので、住宅の建築などは出来るが・・開発にお金が掛かり過ぎ、人口減少の時代 売れるかどうか? 売っても実質は幾らか・僅かと思っています。譲渡所得課税等が来ても 微妙にはプラスです。

本日も境界が確定した農地で、幾らか面積が増えると言われても・・何も思わず、畦畔など現状維持で乗り切りたいと言うのが本音です。境界が違っていて 畦畔作り直しの方が痛いと、大勢の方が考えていると思います。

農地がお金になるとは、おじさんの住む田舎では無理と判断している。売れるのは 造成してそれなりの金額を投入して 宅地での結果と思います。

農機具

知人で退職金をつぎ込んで トラクター・コンバイン・田植え機・籾乾燥機などを揃えて一気の農家デビューを果たしたのがいます。今は後悔があるようです。農地が8反程度ありますが、一反当たりのコメの量は8俵程度。これを維持するのに普通車3台の分ほどのお金を掛け、毎年 整備費そして肥料などの資材を購入しますので・・無理して近所の田んぼも委託を受けて農機具代他を稼いでいるようです。もちろん冬は「さぬきの夢」などの麦も作り2毛作で頑張っています。

退職金があったので出来たようですが・・自身の体の都合もあり・・無理も出来ないと言っていました。以前は農業法人作り外国労働者を雇い入れるなどして 野菜を作るなど考えたいと言っていましたが、体力的にそこまでも・・自信がないようです。また次代の子供も当てに出来ないので本人の健康次第のようです。

老後への考え

誰もが歳を取り、健康に不安を持ちながら生きている。守うべきものを守るため手を打ち、金を使い工夫する。それ故 不動産は多いほど気苦労が多くなる。おじさんは歳を取れば 自宅以外の資産は必要ないと考えている。

それなりに所得をもたらしてくれる 手間のかからぬ舗装済駐車場などなら良い。しかし 管理手間がよりかかる賃貸住宅・マンションなどは維持が大変。また解体・大規模修繕費用などが老後の最終で効いて来る可能性ありでお勧めしない。

不動産業者だった頃 賃貸物件の貸主がボケて、入金・通帳確認が出来ず 賃料を受け取っていないとの騒動に巻き込まれたことがある。大家を続けるのも問題・苦労は多い。

最近も 親戚筋の方から借地上の持ち家の立ち退き或いは一時金を求められたとの相談もあった。これも年寄りの大家が借地借家法の理解がなく、家を持っている方も同様であることが原因であった。賃貸でも 持つ・借りる いずれも老後に難があることが多い。

色々な風景を見た結果 人生を終える時は「自己所有の小さな土地付き戸建ての平屋」が理想である。しかし 現在のおじさんの状況からすれば・・理想とはかけ離れる。それが人生とも思いつつ、自己所有なのでそれでよしと思っている。元農家の敷地なので「小さな土地付き戸建て」とは言えない。建物も納屋・居宅その他「なり」が大きい。

事務所も ばあ様が亡くなったあとは処分は考えたい。事務所は ばあ様が奥さんに遠慮・気兼ねなく、時間を過ごせる場所でもある。まあ 一種の親孝行ネタである。人はそれぞれの立場で生きるものである。一人ではなかなか御し切れない。

投稿者

おじさん

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