おじさん こうみんなが老後に焦点を合わせ、不安に駆られて貯金ばかりしていたら、景気回復も覚束ないと思っている。おじさんは昔からキリギリスさんの如く生きるタイプであった。
子供の頃は1週間分の小遣いを貰うと、パーと使いお金が無くなると、近所の駄菓子屋で見かねた年上からおこぼれを貰うなどした。その癖 どうしても欲しいプラモデルなどがあれば、一切使わず、駄菓子屋にも行かず、全額翌週・翌月に持ち越しても使うタイプであった。その為 親であるばあ様は、金銭感覚を大丈夫かと心配したようである。
しかし心配に及ばず、もっと心配したおじさんの爺さん・婆さんなどが、見かねたのか?小遣いをくれた。その為 後日父が気付き!年寄りの金を取るなと叱られた。「捨てる神あれば 拾う神あり」もあることを子供ながら体感理解は出来たが・・今では ろくな理解と思う。
そんな育ちのため サラリーマンになったのが バブル時代の最中で有ったので、適当に先輩上司について廻り、摂待交際費・交通費(タクシー)などを使い・・・楽しく過ごしていた。
ここで考えて置きたいのは、その時代は今と違い「明日は良くなる」と誰もが思いながら生きていたことのように思う。おじさんは 特に子供の頃から「明日は良くなる」という人々の中で、大人になった感がある。みんな 今は貧しいけれど明日は変わる・・明るい未来をみんなが見ていたということである。
最近のニュースを見ていると・・若者の考えが収縮しているように感じてしまう。もうすこし人生を楽天的に考えれば良いのにと思う。遥か先の老後を考えるのは数年後にして、新たな視線・感性などを見聞すればよいのにと思う。おじさんは適当に生きて来たゆえか、身銭を切って遊ぶこと・体感することの大事さを思う。
就労する年代は寿命と連動して確実に長くなる。現在の65歳引退と見込むこと自体に 疑問が湧いてくる。おじさんが70歳までは働きたいと思うと同様に、現在の若い方は75歳まで望むようになるかも知れない。世の中は自分が変わらないと思っても、少しずつ変わるものである。その当たりの世の変化も考慮しつつ、人生の方針を決めればよい。また誰が就業年限を年齢で決めたのかとも思う。「歳取って・・」と働くことを否定的な発言には、噛みつきたくなる。
勿論 人生の予定を決めても2割位は、想定より早く逝くかもしれない。またそれも人生である。それぞれが好きなように休み・楽しみ・働けばよい。
長い先の人生の結末あるいは人生全体を分かり切ったように、若い頃から定型の如く決めるべきではないと思う。それ故 ファイアしたら退屈な人生になる公算は大きいと感じる。
でも30歳代になれば若いとは言えないことは理解して置きたい。個人差があっても良いし、心が若くても良い。しかし 仕事・家族・社会に責任を果たすべき時期と期間は、キッチリ考えて置くべきと思う。
ニュース
2022年6月末時点のつみたてNISAの口座数は前四半期末比8.8%増の約639万口座、買付額は同16.7%増の約2兆1055億円(18~22年の利用枠で買付があった金額の合計)となった。買付額は2ケタの伸びが継続している。口座数、買付額ともに全世代で前四半期末から増加したが、中でも20歳代は口座数で前四半期末比11.2%増、買付額で同20.0%と伸びた。また、買付額では30歳代も同17.5%増となった。
一般NISAの2022年6月末時点の口座数は前四半期末比0.8%増の約1065万口座、買付額は同2.6%増の約25兆9272億円となった。
2021年6月末時点との比較では、口座数は一般NISAで14.0%減となったが、つみたてNISAは52.9%増、買付額は一般NISAで14.4%増、つみたてNISAは110.9%増(約2.1倍)となった。(記事は以上)
多くの方が つみたてNISAを初め、過去から積み立てている方の累積的な金額の上積みが進んでいると想像できる。一昨年であれば、口座申し込みはされているが コース設定と預け入れがなされていなかったことを知っているので、皆さんの考えが 変わったと感じている。
一気にお金を貯めることは難しいが、同時にまとまったお金を貯めることが出来れば、金銭感覚は次のステップに進めることが出来る。
ただ この記事の「20歳代は口座数増加」は・・もう少し詳細が見たい要素である。積立額などを調整し、人生の一番楽しい時期を謳歌されることも大事なことと思うからである。お金は人生を楽しむ一手段である。お金自体が目標ではない。
つみたてNISAで月1万円を20年間投資したら 利回り3%の場合、総資産は328万円、そのうち運用利益は88万円となる。利回り5%なら総資産は411万円、うち運用利益は171万円となる。途中で積立額をステップアップしても構わない制度なので、如何にうまく運用するかでも結果と貯まり方は変わる。
何事もマイペース