近日の円安に大企業は黒字を重ねている。会社によっては最高益としているものまでいる。そろそろ社員の給料を上げないと・・下請けの外注額を上げないと・・大反乱が起きるかもしれない。
原因は生産の海外移転・出資など内需経済への移行によりもたらされた結果である。従ってドルで送金されたものが、円が下がれば金額が膨らむ。年度当初の計画から30円以上下がれば・・恐ろしほどの利益を生む。しかしこれだけ材料価格上昇と不足となれば、次年度の計画も大変かと思う。問題になるのは材料上昇と量の確保などの時間差をどうすれば解消できるかに掛かっている。
おじさんのような庶民にとっては、物価上昇と給料(年金)上昇の時間差が効いて来る。余裕つまりバッファが貯金であるが・・心もとない金額なので頭が痛い。
時間差アタック
時間差と言えばバレーボールがある。おじさんなどは普段見ているだけなのだが、高校時代には授業でバレーがあった。そんな時こちらはボールを揚げるのも精一杯なところに、バレーボール部のバカがクイック(種類も多いが)で、おちょくられる。中にはまともに顔面アタックを遣りだす馬鹿ちんもいた。そこで バレーボール経験のないおじさん達は教師に季節ごとに「バスケットボール」「ソフトボール」を要望し、バレーボール部出身者の我儘を抑え込んだ。その影響が歳とってバレーボールを見るだけのものにした。
高校は 所謂(いわゆる)進学校であったので、キッチリ出席すれば、体育の成績は適当に付けられていた。
余談が過ぎたが、物価の時間差アタックは結構効いて来るので、今の経済状態では 政治に何とかしてもらわないといけない。
年金
現在年金について ニュースをあれこれ見ることがない。ないというのは良い知らせである。年金運用が上手くいって、、財源としての役割を果たせていることになる。
最近は 日本のみならず外国債券にも多く運用しているようである。
また2020年4月からは、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の市場運用 次のような資産配分に変更され、外国債券の割合が増えていた。
・国内債券:「35%」から「25%」に減少
・国内株式:「25%」を維持
・外国債券:「15%」から「25%」に増加
・外国株式:「25%」を維持
ということは、現在の円安は 円に換算すれば順風満帆状態のようにも思えます。
変更は 国内債券の割合が減っているため、「金利低下による国内債券の利回りの低下を、他の資産で補おう」意図が感じられます。
「卵は一つのカゴに盛るな(値動きや性質の異なる複数の資産に分散して投資しよう)」という格言の正しさを、改めて実感する。
おじさん 中国共産党の指導者鄧小平の言葉「黒い猫でも白い猫でも鼠を捕るのが良い猫だ」(くろいねこでもしろいねこでもねずみをとるのがよいねこだ、中国語: 不管黑猫白猫,能捉到老鼠就是好猫)と思います。主義主張などどうでも良い。必要な物事を満たすことが大事なことである。
年金改革
こんな中 国民年金の65歳までの加入についての議論が出ています。おじさんには直接関係がありません。コメントする立場にないということですが・・・強いて一言。
昔 公務員の共済が破たん間際になった時、厚生年金に乗っかり、その癖年金の3階部分にあたる加給は厚生年金側に差し出さず、勝手に支給継続しています。年金は長く納めた方への還元 そして独立採算の原則を破りました。
国民年金の運用から見れば国の補助金が多く入っています。再度 厚生年金が国民年金を助けた場合には加入者数が多すぎ、共倒れとなり 下手すればみんなで泣くことになります。
国が出せないなら 加入年金者が負担をするのが原則です。従って納付期間の延期も理解できます。期間を延長しても 加入者が支払わないことを許し、加入者が支払わなければ、単純に減額される話にもなります。
議論するなら もう少し支給金額などに具体的な内容が出てからと思います。デフレを脱却したい時代に、負担も価値も変わらずに何十年後に受け取るということは、デフレ継続の旗を振っていることに通じることに 無条件反対の方は気付くべきです。
新しい時代を作っていくのか?引きずったまま生きるのか?若い皆さんが決めればよい。
こんな状態になる最大の原因は 年金の想定していた死亡年齢が上がり、少子化も進み、みんな長生きになったからです。誰が犯人と捜すのは、良いこととは思いません。それに65歳までの 時間差が若い方では大きく、想定・想像できる方も多くはないと思います。
今20歳から60歳まで働く期間は40年。60歳から100歳まで生きいれば、仕事しない期間も40年。今でも人生の半分は遊べる期間です。問題は 自由で健康で元気に時間を過ごせるかということだけです。
人間の寝てる時間は 一生で何時間と考えることはない。意識せずに過ごすか?時間を改めて意識するかは、一度はお試しください。違う考えが浮かびます。
なお おじさんは死ぬまで現役が理想です。言い換えれば 最後はピンピンコロリが良いと思います。