先日から ロシアでのウクライナ国境付近での弾薬爆発事故とよく聞いたので、ソロソロ古―い弾薬を使うのが増えたので、事故が起き出したと想像している。
火薬類は古くなると爆発力が1割増しになったり、着弾しても不発弾が増えていく。そして化学的安定性を失い、暴発などの事故が発生する。
数年前 北朝鮮から砲撃を受けた韓国で、不発弾が多かったことを記事で読んで覚えていた。近日 ロシアが北朝鮮から輸入などと報道されていたので・・・まさか?などと思っている。
それでもロシアが輸入するなら、ロシアはもうダメだ!と思う。
同時にロシアで予備兵士に支給するの物品リストが流れていた。一部装備の背嚢などは自己負担らしい。
兵士は奴隷ではない。自国の誇りを掛けて戦っていただき、場合により着ている戦闘服は死装束になる。おじさんは そう考えているので・・何があっても 装備品は国産の最高品質としていただきたい。戦う武器なども然りである。
逆に言えば 軍が兵士にそれなりのものを支給できなくなれば・・負け戦が見えて来る。
父から終戦前 新任の方が持っている軍刀・軍服などが「ペラペラ」「ちゃちい」となっていたことも聞いていたので、その感は強い。
ツイツイ蛇足
書いている途中思い出したのだが、戦車砲の弾は非常に精度よく作られている。おじさんの同級生でメーカーに勤務してたものから聞いたのだが・・・公差の影響か戦車砲に装填できないものが「たまーに」あるとのことである。演習などで発砲できないとかっこ悪いので、戦車兵が演習前に事前に装填に問題ないことを確認する。その際 装填出来ないものが出た場合は、即 お叱りを受けたそうである。
現在はライフルのない滑空砲なので大丈夫かとは思ったが、まだ自衛隊の105mmはライフルありでした。今も同じなのかな?
おじさんは基本的に戦争は嫌いであるが、相手があることなのでどうにもならない。白旗を掲げて 手を上げれば降服を許してくれるかは確実ではない。下手すれば 相手の気分次第である。
今回のウクライナでも 民間人虐殺などの事件が起きているようである。また朝のニュースでリマン陥落とのこと、ロシアの体制が変わりロシア軍の早期撤退が訪れれば良い。
戦争はしちゃいけない。早くウクライナに平和が戻ることを祈念する。
装備
自衛隊員の着衣は暗視装置から見られないように、赤外線防護がされている。従って単純に見た目は同じような戦闘服にも、市販品とは差異がある。防弾チョッキも同じである。生地・素材の構成により弾丸の貫通性能が大きく変わる。
おじさんは自衛隊員の方には、国のために働いていただいている以上、最高品質のものを隊員には使っていただきたいと思っている。高機能で着心地良く、隠密性に優れたものと思っている。命を大切にしてほしい。
基本 同胞である隊員には無駄死にしないように協力するのが、国民として当たり前である。
現在のウクライナでの戦いを見ていると 西側とロシアの工業力・技術力の差と見ることができる。ロシアがソ連時代から貯えた戦車・大砲などを 西側から援助を受けたウクライナがどんどん破壊していく。戦車にはジャベリンミサイルなど対戦車ミサイル、航空機にはスティンガーミサイルなどで対応していく。正直 経過を観察していると、ロシアは通常兵器の戦いではウクライナに勝てない。ロシアの勝つ方法は核兵器しか残らない。でも使えば・・・ダメである。
兵士の頭数を増やしても・・・装備がダメなら負けてしまう。そんな中で国のためと根性論のようなことを言ってるようでは、旧日本軍の跡を辿るようなものである。
日本海海戦の後 東郷平八郎は「連合艦隊解散ノ辞」(秋山真之 起草)を読みあげた。その要旨は 「連合艦隊はここに解散する・・・この戦役の収果を永遠に生かし、ますます国運の隆昌を保つには平時、戦時を問わずその武力を保全し、いざというときに対応できる覚悟がなくてはならない。武力といっても艦船兵器のみにあるのではなく、これを活用する兵の実力にある。百発百中の一門は百発一中の百門に対抗できる。軍人は武力を形而上に求めてはいけない・・・」
最後に「古人曰く、勝(っ)て兜の緒(お)を締めよと」と締めくくった。