お盆直前に年金振込通知書が送られてきた。開封すると金額は一部だけ、後はアタリスク*マークに溢れる。見ながら学生時代 大型計算機のラインプリンターで絵をかいていた遊びを思い出した。
毎年のことではあるが、今回は介護保険料を引かれての支給との内容が記載されている。少ない支給額からさらに引き落とされる現実を自覚する。昨年は振り込み用紙であったが「高いな!」と思いながらも支払った。
今年の年末は健康保険の2年延長が終わるため、国保への切り替えが発生する。頭の痛いところである。まあ所得の点では心配ないので負担は変わらないだろう・・と思っている。
しかし 近日の国保関連の記事を読んでいると金額に不安を感じてしまう。12月が来てからである。そう言えば 奥さん単独となった場合 年金収入が少ないので、子供の扶養と出来る可能性もある。おじさんには適用できないようで・・諦めている。これについてはまた後日。
引退後は 段階的に年金支給額が変わりますので、諸兄にあってもご注意ください。
節約
収入が殆ど年金になる高齢者に最も厳しい要素は、住居費・水道光熱費と食費である。これらは誰もが一様に負担しないといけない項目である。更に医療費などもカウントされるが、これは個人により差が大きい。また医療費などは必要なものであり、節約の対象には出来ない。
水道光熱費とくれば エアコンを使わず熱中症などと聞いても、半ばそうなるのも不思議ではないと思ったりする。食費についてはおじさんそんなことして体力が落ちたら・・と思う。食費は ほぼ格安品あるいは家庭菜園・節約そして近所との交流が、高齢者の生活を左右する要素となる。老人すべてが十分な貯えがあるわけないし、十分な年金額を受け取ってはいない。おじさんがバイトするのも只の時間つぶしなどではない。生活全体を見つめてのことでもある。仕事をしてる満足感が味わえ、おまけにプラスがある。年金だけでは余裕なし。
住居費
住居費が最も地域性が出て、金額差が大きい。持ち家ならばそれなりの固定資産税などで賄えるが、家賃はそうならない。でも風呂が壊れるなどのトラブルがあっても大家さんに直して貰える。おじさんの経験・得失で考えれば 持ち家が家賃に比べれば 5割以上負担が軽いと感じる。
平成30年 住宅・土地統計調査では 60代にもなるとおよそ9割に達します。この時点でローンを払い終えているかどうかはさておき、残り1割の高齢者は、住居費として家賃を払い続けることを選択しているということになります。
ローンが残っていれば・・それなりの賃貸物件で暮らしていると思うべき・・かも知れません。
マンションでも管理費がそれなりに掛かれば、賃貸との落差は縮まり 更に築古マンションとなれば管理費増加・・・など考えないといけなくなります。高層マンションは 現在建築数が少なく、管理の工事費がグレーな部分もありますので、終の棲家にするのは疑問が出てきます。勿論 資産を持っておられるなら問題ありません。
厚生年金受給では 大半の男性は受給額が16万円から20万円と言われる。ここから健康保険・介護保険・税金を引けば、実質の多くは15万円以下となる。家賃が田舎都会の中間としても5万円と見込めば、生活に回す費用は10万円までとなる。
おじさんも同様というか以下なので、マメに家庭菜園・バイトで節約に励んでいる。
国民年金であれば受給額が6万円前後であることを考えれば・・地方でも 死ぬまで仕事しないとやっていけないのは明白である。国民年金であれば 余程貯め込んでいないといけない。
都会と地方を比べた時、「物価は都会とそれほど変わらない」とか、「車は必須で維持費は結構かかる」など、地方だからといって、一概に生活費が安いとはいえない。田舎に引っ越したからと言って変化も少ない。どちらかと言えば精神衛生の問題です。生活が苦しいから、もっと家賃の安いところに引越しをしても、積雪に耐え暖房費が掛かる北国などもあり、生活全体を俯瞰して考えることが大事です。