ジム・ロジャーズ氏「次の大暴落で最もひどい影響を受けるのは日本だ」https://news.yahoo.co.jp/articles/1e31caafcdcd00d2011246af67fbdc44dfea0211
との記事を読みながら、書いてあることと統計で出て来る現実の数字との乖離があることを比較もせず、能天気な方々は存在すると思っている。
先日ブログで 通貨発行量がアメリカに追い越されたグラフを示したが、現状はアメリカのドル・中国の元が絶賛大量印刷された状況である。アメリカは金利を上げて、中国は銀行を止めて通貨供給量を調節している強権発動状況のようで・・面白い。
こうした記事を書く目的は、相場をリードすると考えた方に付き従うこと、つまり提灯を持ったジム・ロジャーズ氏に付き従うのが利益なことと宣伝することである。
調べていくとジム・ロジャーズ氏は 韓国を絶賛していた方のようであり、現在の韓国の状況はといえば・・バブル崩壊との記事が踊っているので、現状ダメなんだろうと分かる。
ジム・ロジャーズ氏の韓国ヨイショ記事を読むと、自分の利益を狙ってやるタイプなんだろうと想像が付いて来る。それに前振りの「次の大暴落」とするのが秀逸と思える。外れる前に・・と言うニアンスを軽く受け流す。
従って 大したことは言っていないと了解しつつ、面白い考え方を書いているだろうかと・・まさに覗く感覚つまり好奇心いっぱいで読む。やっぱり大したことない。
キワモノ
人生長くやっていると韓国のような国は キワモノに近いものが受け入れられる国と分かる。芸能人の衣装、ダンスでも良い、もっと極端に船舶の塗装色でも良い 趣味によりどうかと判断されるところを狙っている感じがする。
民族衣装でもチマチョゴリと呼ばれる女性の服の配色は民族衣装らしからぬ色である。染色などの伝統的染料は天然の草木などからの抽出・合成・反応を用いるため、鮮やかな色はあまり出てこない。従って伝統と言いながら、伝統でない要素・色彩が溢れるのである。
日本で言えばバブル時代の前 80年代がこれに当たる時代である。言葉で言えばサイケデリック・ヒッピーが代表する70年代を経て、80年代初め 伝統的ルールを外したものがネクタイ・スカーフなど小物で出て来るようになった。次に来たのがキワモノである。芸能人で言えば沢田研二などが挙げられ、化粧などが取り入れられる。今の韓国が同じようなものと思う。
おじさんは芸能人は川原乞食と言ってはばからない世代が親なので、芸能人自体がキワモノとの思い込み・刷り込みもある。
考えて見れば江戸時代も同じである。明暦以降に幡随院長兵衛(ばんずいん ちょうべい)など町奴(まちやっこ)など歌舞伎者(かぶきもの)に溢れる時代となる。また町奴などは 前田慶次の如く戦場で命を懸けて、目立つ歌舞伎者(かぶきもの)とはまた一味違うと感じる。だが 明暦の大火ですべて失った町民の考えの変化とも読める。歴史的に考え 朝鮮戦争を明暦の大火と思えば・・韓国人をいくらか理解できるかな?と思ったりする。韓国へのキワモノ感の理由のようにも思える。
キワモノについて考えるとどこか捨てがたく心惹かれる要素が溢れる。同時に「色物」と言う単語が頭に浮かび、「それだけだよね」と終わってしまう。芸能での落語と漫談・漫才の違いのような感覚である。
ジム・ロジャーズ氏への記事を読んで、彼の持つキワモノ感を考えてしまった。