子供の頃から 色々挑戦したこと、やってしまったことで 無駄なことをしてしまったと一方的に考えたことはない。多少のお金・時間を使っても取り立てて損をしたとも思わない。何れ良い経験になると思って生きてきた。

逆に惑わず・無駄がないものとはあまり巡り合ったこともない。カーナビなどで案内ドライブするより 気ままに走り、「こんなところがあった」とか 道の一般性・法則性に気付き「なるほど・なるほど」となるのが好きである。基本的に 迷う・惑うことが好きなのである。

物事の判断は迷いながら行うことこそが大事です。おじさん 失敗しても何か学べれば良いと思いながら生きています。

ジャネーの法則

ジャネーの法則は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発想し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則である。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。

50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。

法則的に書けば

生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)。

問題はここからです。

これらの法則は、5歳と50歳とか、100と200いうような数字でのある方向での比較をしています。しかし一定の方向だけでなく違う軸の比較もしていなければ間違いです。

100円では自販機で缶ジュースは何とか買えるが、1万円なら少しマシなレストランでちょっとしたディナーが食べられると知っていること。つまり価値を判断するには多方向から見て体験・判断しないといけない。時間と勉強などだけがキャリアを作るものでもない。

人は何を持って比較をすることを経験的に知って、意識はしてないけど常識として「正しい・正しくない」と判断するものです。従って のめり込んでるのに、どこかに冷めたところがある人間は間違えにくい。

フェヒナーの法則

人間失敗に伴い何らかのトラウマを持つことは多い。だがトラウマを持ったとしても 軽く考え自分で押さえ込める人間であれば、乗り越えやすい。そこで先のジャネーの法則と似たようなものに、フェヒナーの法則というのをお教えします。

刺激量の強度R が変化する時、これに対応する感覚量E は

      E=C・LogR

の関係となる。ここでC は定数である。つまり心理的な感覚量は、刺激の強度ではなく、その対数に比例して知覚されるというもんで・・対数を使うところがどことなく数学的で正解のようだがインチキである。

なお フェヒナーの法則と呼ばれることも多いが、ヴェーバーの法則から導出したことからヴェーバー・フェヒナーの法則とも呼ばれる。

具体的に言えば、100の刺激が倍に増加して200になるときの感覚量と、200の刺激が倍に増加して400になるときの感覚量は等しいということです。

フェヒナーの法則とは、平たく書けば このようなものです。

両方の法則をもっと分かりやすく簡単に身近な例で言うと、100万円を持っている人が落した1万円は、1万円しか持っていない人が落した100円と同じ価値と見なされれるということで・・正確に言うと、「数学としては正しいかもしれないけど、人間の心理を表すものとしては正しくない」ということです。トラウマになるようなことがあっても、刺激の強度により押さえ込める可能性があるとの 自信を作るベースに置くことが出来ます。

予備校の先生だった林修氏が物事を2軸で解説することを TVで良く見ました。しかし現実は3軸4軸で考えることが多い。2軸で考えるのは簡単であり、判別し易いからです。トラウマにするかしないかも、人によることが多いと思っています。

経済学で言うところの「効果逓減の法則(こうかていげんのほうそく)」または「限界効用逓減の法則」というのもどうでしょうか?以下の通り 今の季節にぴったりの法則です。

「一杯目のビールほどには3杯目のビールはおいしくない」ということです。

しかし 1杯目のご飯はお腹が減っていて、急いで食べるから味も分からなかったけど、2杯目以降のご飯はかみしめて食べるからおいしいということもあります。

自然科学以外の「○○の法則」とは、当たることもあれば当たらないこともあります。

「○○の法則という名前を付けたとたんに当たらなくなる」と言うマーフィーの法則もありますので・・常に頭は柔らかく!です。

昔から「羹(あつもの)に懲りてなますを吹く」の例えもあります。誰もが 嫌な思いをしながら生きて来たから、こんな例えも生まれたと思います。

人間 軽あーーるく生きた方が得なことは確かです。

投稿者

おじさん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です