小学校の横を歩いていると、校舎に沿ってテントが張られていた。そうか・・運動会のシーズンになったかと思いながら駅前に行き、いつものように折り返す。帰りになると小学生がたくさん校庭に集まり、好き勝手に遊びをしている。
そんな一角でグループに分かれバトンリレーの練習をしている集団があった。後ろから先生とおぼしき方が・・もっと!もっと!と気合を入れていた。そんなに急(せ)かさなくてもと思いつつ立ち止まって見ていた。
いつものように 散歩中すれ違う面々も立ち止まり・・間もなく運動会で見に行かないと・・などと言っていた。まあ ジイ・ババが出来るのは見物と応援程度である。話し込んでいると最近は運動会と言わないらしい。今は「運動発表会」とのことで・・ジイたち・・そうなんだで話を終え、お互いがいつものようにルートに戻っていく。
おじさん足が速くないので、小学校でリレーに出たことなどはない。中学高校でも同様である。そういう訳でバトンの手渡しを練習したこともなく60余年を過ぎている。奥さんもそう早いと思えないので、孫たちはどうだろうと気にかかる。
相続 世代間リレーと言えばよいのだろうか、各々が好きなように引き継いでいけばよいというのがおじさんの本音である。最近は実家を引き継ぎ 貧乏になったなどと聞くこともある。これなどは財産には美味しい部分もあれば不味い部分があり、相続することは資産も負債も引き継ぐことによる。子供に知恵と才覚そして決断力が無ければ・・ダメなことも発生する。
運動会のリレーは ある意味厳しい。前の走者がコケてバトンを受けた時点で勝つことは無理なケースも生まれる。こけた走者の後も バトンを受けたら一心に走らなければならない。周回遅れとなっても、走らなければ前走者を否定することにもなる。チームとして引き継ぐものに義務を要求するものである。相続も同じである。
人生には いろいろあるもんだと受忍する気構えを必要とする。相続と言うリレーも然り(しかり)である。
なお相続であれば、放棄すれば何も背負わない。さらに全員が放棄すれば国庫に収まり、所有者は財務省となる。
おじさんが不動産屋を再開しないのは、不動産の瑕疵(かし)など隠れた負債を残すことを恐れるからである。子供では不動産の専門的なことは期待していない。そして境界の確定・合筆などを実施しているのは、図面の一見あるいは登記事項確認のみで子供に分かるようにするためである。
リレー
今年は おじさんのところにタケノコを届けてくれる親戚の竹林が軒並みイノシシ被害に会い、地面を掘り返されて 小さい状態で食べられてしまいダメとの事であった。毎年食べきれないので近所にくばっていたのだが・・今年は残念になりましたと伝え、同時に頂き物の洋菓子を届けた。孫が毎週来ているので食べてくれると思ったからである。
本日 愛犬と散歩している奥さんに出会い、お礼を頂くと同時に孫の近況迄聞いた。13歳女子中学生で173cmとなり、バレーボールクラブに参加している。先日一緒に食べたということまで聞いた。
このご家族 旦那が180cm超え 奥さんが160cm 娘が170cm超え 孫の男子高校生は180cm超えと、世代間身長リレーは順調・・大型化しているようで・・何より。