年金を貰い出して思う事は、少ない!と実感することである。分かってはいたけれど、実感としてここまで少ないのかというものである。良くて20代のサラリーマンの手取り額である。ここから健康・介護保険そして税金を納める。

団塊の世代以降の年金は非常に厳しいとの 諸先輩の言葉に偽りはなかった。

若い頃と違って、飲んであるいは使いたいと思うこともなくなるので、どうにかなるのである。何か欲が湧いてくれば、収支バランスは簡単に崩れる。

可処分所得から言えば20代のサラリーマン以下であることは明確となる。おじさんの体感での話なので、年金でのん気に暮らすために 資産の取得・資金の貯えをどうすべきか?など、若い間に工夫・仕込みを考える参考となればよいかと思う。

色々あるが 幸いにも ばあ様もそれなりに元気、奥さんもおじさんも健康的に暮らせているので、医療費などが掛かりだした場合は、更に工夫がいるかと思う。何とか1年暮らしてみて、年金生活での初心者マークが外れたところである。

受給できる年金額

(年収400万円)

年収400万円のサラリーマンの年金受給額は試算するとガックリとなる。大卒(22歳)で入社後定年である60歳まで勤務。大卒時の年収を300万円、60歳時点の年収は500万円として、平均年収400万円で試算する。

65歳からもらえる老齢厚生年金額は年間88万円、月に換算すると約7万円となる。

老齢基礎年金は学生の間(20歳から22歳まで)の国民年金保険料を払っていると仮定すると、老齢基礎年金は満額受給できます。老齢基礎年金は年間78万円、月に換算すると約6万5000円となる。

受給できる年金額は老齢基礎年金と老齢厚生年金を合算なので、年収400万円の方が65歳から受け取れる年金額は年間166万円、月に換算すると約13万8000円となります。

 (年収800万円)

年収800万円の年金額は、同じ条件で平均年収800万円の場合を計算してみる。大卒時の年収は300万円で同じとすれば、60歳時点の年収が1300万円であれば 平均年収は800万円となる。あくまで平均年収と考えでの話である。

 老齢厚生年金額は生涯平均年収が800万円の場合、65歳からもらえる老齢厚生年金の額は年間163万円、月に換算すると約13万円。これに老齢基礎年金を合わせた受給額は年間223万円、月額に換算すると約18万6000円となります。

大手に勤め年金基金に加入していた、あるいは401K(今のiDeCo)などで加算があるなどなければ、普通月20万円超えの年金は難しい。さらに言えば 受給形態も終身年金か否かも問題になる。

差額

老齢基礎年金そして老齢厚生年金を合わせた額で見ると、年収400万円の人と年収800万円の人では、受け取れる年金額に年額57万円、月に換算すると約5万円の差があることが分かる。

ところが健康保険・介護保険・住民税など負担が増えることを考えれば差額は縮まる。それでも1日1000円程度は変わる・・・たかが1000円 されど1000円の差は老後の食卓の豊かさに響く。それでも 奥さんが良ければ、やりくりで何とか縮めていただける範囲と思われる。あるいは少し生活を見直せば、カバー可能な金額である。

例えば年金が少なくとも、居住するのが公営住宅で住居費の負担が少なければ生活自体は同等になる。マンションを所有していても修繕積立金・管理費が高ければ同じとも言える。個別的居住状況などは特に大きく影響する。

また高齢者のバイトで5万円程度が推奨される記事を改めて理解できる。おじさんも昨年からの一年で、アルバイトで結構補填出来ることが分かった。さらにメリットとして、若い方と話し合うので 心の健康に良い。

それから最も大事なことは、家族全員が健康であることである。

投稿者

おじさん

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