わが家のばあ様は スミレの花が大好きであり、庭先・畑と言った場所に生えていれば抜かない。ばあ様の草取り後を見ても、いつも残されている。抜かないのはまだ良しとしても、これらを集めて鉢植えに仕立てる。その為 わが家の畑ではスミレが半ば雑草化している。そしてダーウィンの「淘汰」を 春になれば畑を見ただけで理解できる。
(なお ばあ様本人がスミレとしているので、以下のことは当然言わない。)
学術的にはビオラ、ヴィオラ(Viola)と呼ばれるスミレ科スミレ属の小輪多花性種である。なお ヴィオラ(Viola)はラテン語名である。園芸上はパンジーの小輪多花性種をさす。
散歩中 タチツボスミレを生垣の下に見つけて写真を撮ったので、本日ご紹介致します。
あれこれ
タチツボスミレ(立坪菫、学名:Viola grypoceras)は、スミレ科スミレ属の多年草。日本で、ごく身近に見られるスミレ類の一つである。丸い葉と立ち上がる茎が特徴である。
日本のスミレ属は種類が多く、さまざまなものが各地に見られるが、花がほぼ同じ時期に見られるため、混同して扱われている場合が多い。種としてのスミレも普通種であるが、それ以上に普通種であり、日本を代表するスミレがタチツボスミレである。いくつかの近似種とともに広く見られる。
地下茎はやや短く、わずかに横にはい、古くなると木質化する。根出葉は細い葉柄があって、葉身は心形(ハート形)。葉にはあまり艶がない。花期は3 – 5月。花茎は葉の間から出て立ち上がり、先端がうつむいて花を付ける。花は典型的なスミレの花の形だが、スミレより丸っこく、花色は薄い紫が普通とされる。
北海道から琉球列島、国外では朝鮮南部、中国南部まで広く分布する。野原から山林内までさまざまな環境で見られる。垂直分布も幅が広く、本州中部では海岸から亜高山まで見られる。畑の周辺にもあるが、都会では本種よりスミレの方が優勢とされる。