具志堅用高 変なおやじと思いつつ、1955年生まれでありおじさんとは年齢が同じである。経歴はみなさんご存じのように 沖縄出身 元WBA世界ライトフライ級チャンピョンであり、14度の防衛戦を開催し、最後は前回の防衛戦で対戦したフローレスと再戦した。最終的にセコンドからタオルが投入され世界王座陥落。この試合を最後として現役を引退した。

引退後は解説者として活躍する一方、現在はタレントとして活躍され、しばしばTV画面に登場する。輪島功一氏同様 チャンピオン・スター・ヒーローからの転進の筋の良さを感じ、おじさんもかくありたいと思う。

そんなこんなと考えていると、年齢とともに戦うエリアと言うか、仕事の内容あるいは人生の方向性を考えないと、ダメなんだと思っている。人生は長いのでどう生きていくかを、心と体そして家族など環境に相談しながら考えることが大事と思う。

ヒ-ロー

仮面ライダーなどをはじめに、ヒーロー・チャンピオンなどになりたいと考えている子供は多い。ヒーローになるのはもちろん簡単ではない。まず、格闘技などの過酷な訓練を受けなければならない。それは当然のことのように理解できる。おじさんの疑問・課題は「どうすれば そこそこヒーロー・チャンピオンであり続けられるのか」ということである。

ヒーローであり続けるには、ただの1度も負けられない。失敗は許されないとまで自分を追い込むべきなのか?おじさん個人は 当然無理とすぐ分かり嫌である。そこそこで良いのである。

宮本武蔵と言う剣豪が戦って負けたことがないと知っている。考えてみれば単純で、負ければ斬られて死ぬからである。具志堅用高も同じである。負ければチャンピオンから引退である。それでもボクシングでは再チャレンジは認められる。生きているのだから。だがほとんどチャンピオンは敗れれば、肉体の限界と思い引退するのが通例である。

格闘技・オリンピック種目など見ていたら、どんなに頑張っても無敗でいられるのは5年までと見込める。長い人生で 体操の内村の如き天才でも、長く世界のトップではいたが、好不調など人間は万全ではない。そこに肉体の衰えが付いて回るので、短時間しか「負けなし」とは出来ない。ヒーロー・チャンピオンも例外ではない。

おじさん ヒーロー・チャンピオンまでは到底無理なので、そこそこに生きるにはと考えてしまう。まあ何とか、○○老人にならないようになるのがベストか?・・で良いとも思う。

みんな ジジイになってる

引退後

人間はヒーローを続けるとは至難なことであるが、如何に現役を引くべきかまたその次は?と考える。ボクシングのような格闘技であれば、現役を引退するのは敗れた時である。それ以降はコーチ・ジム経営などで生計を立てることになるかと思う。

「名選手 誰もが名伯楽(めいはくらく)ならず」と言われる通りである。難しい言い方なので言い換えれば、良い選手であっても良い指導者あるいはスカウトとなれないということである。

「名伯楽(めいはくらく)」とは「才能のある人を見抜く力のある人物」や「相手のもつ才能を育てる力がある人物」を意味する言葉です。スポーツ業界で使われることが多く、優れた選手を見抜いたり、育てたりする力がある人物を表します。

因みに「名伯楽」の語源は中国にあります。「遜 陽(そん よう)」という人物は、馬の目利きに長けていたことから「伯楽将軍(はくらくしょうぐん)」という名を与えられました。その後、優れた才能をもつ人を「伯楽」と呼ぶようになり、「優れていて名高いこと」を意味する「名」を加えた「名伯楽」という言葉が使われるようになりました。

指導者となった長嶋監督の取材されるシーンを見たとき「こう来るでしょう そうしたらこう パーンと弾けばいいんですよ」となる。才能が説明をさせないと言うか、感覚が常人にはついていけない世界の話であり、教えをこなすには無理があるとすぐ分かる。

最近はおじさん自身の才能はなんであるか考えている。若者と同じようで・・若返ったのかもしれない。自分が分からず、なんでも噛り付いてた若い頃と同じである。

「このまま年老いていくのは避けたい」との思いが心の片隅にある。

投稿者

おじさん

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