昨日 最近は散歩ルートを山沿いに変えたので、ウグイスの声を聞くとお伝えした。ホーホケキョは縄張りを、ホーケキョ・ケキョ・ケキョ・・の谷渡りは友達を見つけてうれしいとの表現と教えていただき、その道の先達の教えが有難がたい。

花札に梅に鶯(ウグイス)の絵柄があり、子供の頃から「付物(つきもの)」とされるが実際はそうではない。 付物とは その物に付属して用をなす物。 また、ある物事と密接な関係をもち、それといつも取り合わせて考えられる組み合わせを言う。 墨(すみ)と硯(すずり)・権利と義務のたぐいである。

ウグイスは体色から地味であり、生活の場は 雑木の茂みの付近である。地上付近の青虫などを餌にしている。従って梅のような花がある場所には滅多に顔を出さない。多くの場合 顔を出すのは、花粉・蜜好きのメジロのたぐいである。従っておじさんは「梅にウグイス」人々の誤解の下で、悪意なく広がったと思っている。

梅にメジロ

常識を疑う

おじさんの近所で鶯餅(うぐいすもち)を頼むと、餡を求肥などで包み 丸く包んだものを楕円形にし、左右に引っ張りうぐいすの形にした早春の和菓子である。

他にも もち粉から餅を作り、うぐいす粉(青大豆からできたきな粉)をまぶして仕上げる物も食べてきた。最近ではよもぎ餅にきな粉をまぶすものもある。色が緑であれば良いとする考えのようです。

ところが由来をたどれば、大和郡山(現在の奈良県大和郡山市)の郡山城の城主であった豊臣秀長が、兄の豊臣秀吉を招いた茶会を開く際に「珍菓を造れ」と命じ、御用菓子司であった菊屋治兵衛が餅をつくり献上した。秀吉はその餅を大いに気に入り、以来この餅を鶯餅と名付けた。現在も同じ場所に店が存在している。なお 菊屋では餅米から餅をついて作り普通の色のきな粉をまぶしている。菊屋伝来によれば、きな粉が「ウグイス色」なので、秀吉が命名したとのことである。

なお菊屋では ウグイス餅とは御城之口餅(おしろのくちもち) 粒餡きな粉餅を指す。ウグイス餅発祥の菓子屋にウグイス餅は存在しない不思議がある。

本家菊屋 (kikuya.co.jp)

お茶菓子と言う伝統から 各地で開かれる茶会にそれなりの形で作られ、広がったものと思える。定番と思っていたものが、異なることを知る大切さを思う。

発言

メジロとウグイスは大きさもさほど変わらず、色合いがメジロは明るい緑、ウグイスは暗い地味な緑で茶色と言っても良い。花札などを見ればメジロじゃないのと思うが・・みんなが言うのよね・・で おじさんは引っ込んでいる。

ウグイス

何事も人の世に生きるもの・・真実を追いかけるべきが大事だと思うが急ぎ、こだわることはない。

ガリレオと同じである。教会から地動説に対して諮問を受け、自ら地動説を撤回して教会の説天動説に従う。そして諮問後「それでも 地球は回っている」とつぶやく。

その後 時を経てコペルニクスが「地動説」を唱えるが、時代は変わり世に受け入れられる。

おじさん 常識・定説を疑うことは大事だが、無暗に他者を巻き込むまでしていくことは考えないといけない。現在は仕事もせず、対外的に影響を与えるあるいは迷惑を掛けることもないので、結構 お気楽・自由に言ってしまう。最近は 片田舎住まいの超庶民のおじさんが好きに言っても言葉に力もなく、重要の人でもなく・・言ったもの勝ちと思っている。

これから 益々 口と筆が無礼講になりそうな勢いである。という訳で・・少し戻そうと努力はしてみたい。努力です!