最近ロシアが戦術核を使うかも?とマスコミが戦略核よりましとの報道がされている。本質的に威力が小さいということだけでのことで議論されているようだ。しかし考えてほしい。戦術核とは言え、広島・長崎の原爆以上の威力がある。都会に投下されれば、軍人のみならず、一般人も多数死傷する。まさにハーグ陸戦協定でも禁止される行為である。
第二次大戦において、国家間の総力戦の時代が始まったことにより、反省はあまりされなかった。今世紀に入り、長く先進国間での戦争が抑止された。そのため、明確に支持されるようになった。
今回は西欧文明の一隅の地ウクライナに起きようとしている。ロシアの大統領プーチンの表明を聞くと、その野蛮さに心が白む思いがする。ウクライナに戦術核を落とした場合は、ヒットラーに代わる存在がプーチンとなると思っている。
ハーグ陸戦協定
キエフなどへの攻撃はハーグ陸戦条約25条の「防守されていない都市、集落、住宅または建物は、いかなる手段によってもこれを攻撃または砲撃することはできない」に違反するものと思いますが、規定が気にかかる。「防守されていない」をどう扱うかである。
広島及び長崎は「防守されていない都市、集落、住宅または建物」に該当すると規定するには防空部隊もいるので難しい。アメリカのイラク侵攻でも 25条に違反するのではないか、という主張が成り立ち得るが、あの際の高射砲の曳光弾を見れば疑問が付く。
武装・軍隊もなく 完全な丸裸でなければ満たせないように思う。この辺りを時代に合わせて変更する余地があると思う。
日本社会党系列の方が昔から唱えていたことにも通じるが、世界にロシアのような不埒ものはいないと証明されなければ、絵にかいた餅である。これを保証出来ない日本社会党の論理は、聞くに値しない。信じるだけで救われるという 宗教染みた考えである。ウクライナを見た誰もが、現実を理解できたと思う。
ロシア市民
ロシアが外貨の両替を停止したようだ。深刻な外貨不足が原因のようである。時事通信によれば 「ロシア中央銀行は9日、市中の銀行が国民に外貨を売ることを停止する」と発表した。
ウクライナ侵攻に伴う欧米の制裁で中銀が保有する外貨準備が凍結されたため、深刻な外貨不足に見舞われているもようだ。
ソロソロ制裁が効いてきたようで、国家の体を成していない事柄が出て来た。もう少し過ぎれば、ロシアの商店がルーブル受け取りを拒否する日が訪れるのも考えられる。
ロシア国内では被害も少なく、ナチの如きウクライナを市民を犠牲にすることなく、順調にウクライナに侵攻のように報道してるようだが、異論は出てこないのか?と思う。
現在 クレジットカードが使えなくなったり、マクドナルドやスタバが閉店するなど異様な状況に、ロシア人は違和感を持たないのか?と思う。ロシアが自国民を洗脳するのにも限界がある。
年寄りほどルーブルを信用せずドルで資産を持っているという噂もある。キャッシュレスが進みすぎたのも状況の悪化に拍車をかけている。ハイパーインフレも時間の問題と思う。
こうなって来ると、ロシア国民が相変わらず政府を信じる「おバカ」が多いのか「知らんぷり」しているのが多いのかが気にかかる。
ここからは ロシア国民の民度の問題である。
おじさん子供の頃 父からロシア人は一人一人は結構良い奴がいるが、集団になるとトンデモナイが多かったとのことを聞いている。父の時代よりいささかは進歩していると信じたい。
そういえば子供の頃「ダー」「ダー」とロシア人は、話の相槌を打つと教えられたことを思い出した。今のロシア 「ダー」と相槌打つだけでは済まない時期になったかな?と思う。