忘年会の季節とともに思い出してしまったのが「酔った勢い」という言葉。昔は良く言ったり聞いた言葉である。近年は脱サラ・若衆引退、そして年齢とコロナのために深酒も無く、機会も無くなった。
歳取ると「独酌天国・宴会地獄」 がよく理解出来とともに生活に染みついている。
東京に住んでいた頃は、勢いで飲みすぎ電車に乗った後 寝てしまい、終着駅からタクシーなどあったことを思い出す。深夜の長距離タクシー代に泣いたのを覚えている。ところが時代はバブル末期のため、部長をおだてて飲む前から帰りのタクシーチケットを確保して、自宅までタクシーで帰るなどした。もちろんお店の傍まで迎車してもらい待たせるので、自宅前までは1万円なんぞは かあーるく超えていた。
一杯飲むのも、付き合うのも仕事の内。何事も慣例・いつもの事と流していくのがサラリーマン。まあ辛抱がいるのは何処でも変わりません。そこそこでも生き貫くことは厳しいと、社会に出れば直ぐわかります。
だけどおじさん軽いタイプなので・・人間失敗すれば新たな道を切り開く・・最後は性格と思います。
才能が有っても引き立ててくれる あるいは認め・応援してくれる人々がいなければ、埋もれてしまう。そんなことを分かった上で 人生を歩まないといけません。酒の席あるいは勢いを借りずに 自己表現の仕方を考える時代と思います。
言葉通り?
「酔った勢い」などという奴などは・・もちろんまともに酔っていない・・計算・下心のない奴などは9割もいないと思う。使っていた本人が言うのだから間違いはない。言いたいことの「枕詞」つまり定型である。用法・用途は上司・同僚以上が7割程度と思い出す。
「飲みニケーション」昔はバカなほどに周辺が唱えて、お互い中間管理職以上であれば・・当然緩く認められていましたので・・タンと経費使わせて頂きました。最近もあるのかと思い、同期に聞いてみると近年は無くなったようで、小遣いに響いたようです。そんな中でも皆 当然の如く無理をしていたようです。
アンケート
日本生命保険は、2017年から「飲みニケーション」の調査を毎年続けており、今年は緊急事態宣言が全面解除された10月に、男女7774人がインターネットでのアンケート集計していた。11月17日に発表した結果は、「飲みニケーション」を「必要だとする人」(必要/どちらかといえば必要の合計)は38.2%。「不要だとする人」(不要/どちらかといえば不要の合計)は61.9%だった。
昨年は必要派の合計が54.3%、不要派が合計45.7%で、拮抗していたが必要派の方が多かったが、コロナ後は不要派が上回った。
男女別にみると、不要派は男性が55.8%に対し、女性は67.8%と12ポイントも多かった。
年代別では、不要派が最も多いのは20代までの若者で66.1%。全年代で不要派の方が多かった。
また必要派にその理由を聞くと、最も多かった答えは「本音を聞ける・距離を縮められるから」だったが、不要派の理由で最も多かったのが「気を遣うから」と、意見の食い違いが浮かび上がった。これにはおじさんも参った。時代遅れにも程があるというものである。
強制参加
就業時間外に事実上の強制参加となるような飲み会は時流にそぐわないものとして淘汰されていくことになる気配である。
仕事を円滑に進める上では、上司や同僚そして異性との相互理解を図ることが重要であることに変わりはありません。「酔ったから」、「酔った勢いで」が使えなくなり、勤務時間・素面の話し合いなどでのコミュニケーションで創意工夫をしていくことになると思う。
一方で、「飲みニケーション」自体はむしろ、社内外を問わず気のあうおじさん同士が今まで通り続いていく。異性間も同じかな?個人的にはロマンがあるようで好きです。
これからオミクロン株への対抗するスクランブル忘年会や新年会とイベントが続く。少し前話題になったオンライン飲み会という方法も少なからず使われるだろうと思う。昨日大阪でオミクロンの市中感染が発表されたので・・グダグダになるかも知れない。
当然ながら 仕事・仲間との大人数の忘年会は、このまま衰退してしまうと思っている。