子供の頃、親と一緒に買いものに行く時、普通に道を歩くのではなく、わざと狭いところをくぐったり、車止めの上を歩いたり、排水溝の蓋をガタガタさせながら歩きました。あるいは踏み抜きそうな鉄板の音を立てて楽しんでいた。

普通に道を歩くほうが楽チンで安全なのは分かっているのに、わざとそういう「変なこと」をして両親からは始終怒られましたが、「変なこと」をするのは楽しかった思い出があります。

思い返してみれば、子供の頃は「変なこと」をするのがとても楽しかった。

それが大人になり、「変なこと」をしなくなって、「人から言われたこと」、「当たり前のこと」、「常識的なこと」だけをするようになってから、人生が楽しくなくなりました。

「変なこと」をしていると、脳が急速に活動していることが、自覚できます。脳が活性化するのです。それ故ワクワク感につながるのでしょうか?「変なこと」をしている時や考えている時はワクワクします。

最初は「変なこと」でも、やり続けているとそれが当たり前になってしまってワクワクしなくなります。「変なこと」は流れ動き変わっていく。

その「変なこと」を追い求めていくことが、人生を楽しむコツだとも考え始めました。

「変なこと」をしない人生は安心感がありますが、ワクワクしないつまらない人生でもあります。

今のような変化の激しい時代では、安心感を求めること自体が逆に自らを不利な立場に追い込んで行きます。ワクワクを求めてつまらない人生から飛び出したいのです。でもそう生きることは簡単には出来ません。人それぞれ役割のようなものをこなして生きています。

「変なこと」って、楽しい。子供の頃は、誰でも知っていたことです。

この真実に気づくまでに、おじさんはなんと長い年月をムダにしてきたんだろうと思っています。何とか無事に子育ての役割も完了しましたので、これからは多少なりとも 変なおじさんになっても大丈夫と思っています。

投稿者

おじさん

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