今年のお祭りは中止が決定しているが、神社自体の行事は実施される。本日は神輿の蔵出しと仮組みである。神輿は倉に格納されているのでブリキ製の格納箱から引き出し、かき棒を差し込む。その後は8人と介添え2人で宮に運び込む。飾縄などは後日何人かで集まり取り付ける予定である。従って鳳凰などの飾り物は箱に入ったままで10月の祭り当日に差し込んで完成となる。後は境内で参道を往復する程度だけとなる。当日が雨なら宮の中で・・・お茶を濁す事態となる。
露店などは当然出ないが原則、祭礼に伴う旗の設置、宮の飾り幕設置などは実施する。従っておじさんの自治会は 人が参集してもしなくても、当番が決まっているので 宮の決められた行事・式は執り行う。
太鼓台
おじさんの区域は太鼓台があり運行するが、昨年は太鼓台本体を組み立てず何もしなかった。今年は組み立て、動かすことはしないが地区の神社境内で置いておくとのことである。組み立て方を伝えていくという要素からしても良いことと思っている。
準備作業を行い、本体を組み立て、祭り当日に飾り幕などを取り付ける。
またお断りして置くが、地元の太鼓台の写真を見せると幕の図柄から地区が特定されるため写真などは遠慮する。新居浜式太鼓台の標準的太鼓台である。おじさんが若い衆の時代に 作るにあたっては、それなりに費用・時間を負担し苦労したので思い入れがある。
まつたけうどん
いつも祭りには お酒と松茸&肉の載ったうどん そしてハマチと鯛の刺身盛り合わせが我が家では定番となる。昨年から祭りも無く、外して普通のメニュー状態である。今年も昨年同様となりそうである。
年金生活者であるので贅沢も出来ないかなと思っているが・・・後は奥さんの太っ腹に期待するしかない。
花
太鼓台その他祭りで引かれる山車・地車などへのご祝儀を「花」あるいは「お花」と云う。金額は地域にて千差万別である。地域により慣例的に金額が決まっているので、相場は直接聞くか、金額記載した花帳を見せていただくことをした方が良い。多くても少なくても「京都で言うイケず」を受けやすいので、知らないことは遠慮なく聞いて済ませたほうが良い。
なお花を渡すことは「花を打つ」と言う。由来は知らないが昔からご祝儀を渡す時の慣例である。打たれた側は「お花御礼」で返す。
「花」は調べて見ると 吉原などの「遊里」からきた単語のようである。多分 女性を花としてたとえ 出来た言葉のようだが「うつ」は「たおる」意味から来たのであろうか?
また個人に渡す場合の「花」の名称は「指し花」と呼びます。
懐紙包みの場合はお金を隠してそのままでOKですが、祝儀袋の水引は「蝶結び」が普通。それ以外の「結び切り」や「あわじ結び」は、一度結んでしまうとほどくのが難しい結び方なので、これっきりの意味が出てきます。「蝶結び」なら何度でもとなります。
この辺り現地で打つか、帳場で打つか どちらがいいと聞かれたら、おじさんの経験からは帳場で記帳して頂ければ有難いです。また祝儀袋にはフルネーム、住所、金額があれば混乱時に間違い・迷いが少なくなりますのでさらに良いと思います。
今年は太鼓台を組み立て展示のみの予定であるので、おじさん 花を打つべきか?迷っている。金額減らして周囲に気を配るべきか?些細なことであるが、歳をとっても迷いは続く。いくつになっても、知れば知るほど厄介である。