最近 マスコミの方向性の時差遅れが気になる。ニュースの感度が 3日から1週間遅れていると思われる。それとも意図的なものなら理解出来るが、記者の感度が鈍ければどうしようもないと思う。

ワクチンの副反応については誘導的に過ぎると思ってしまう。若者に対して否定的見解を伝えているように思う。何度年上の知人から「俺は以前に言っていたよね!」と同じである。そんなに逃げてどうするのと思ってしまう。そこでおじさん最近の報道あるいは厚生省の発表などをまとめ、所感を付記することにした。

「そんな奴の言い草 なんの役にも立たない!」と言うのが、おじさんの実感である。

制限解除

12歳以上のワクチン接種率80%を達成したデンマークは10日(現地時間)、ヨーロッパの中で唯一、新型コロナウイルス感染症に関する制限措置を完全に解除した。

新規感染者数は減少している一方、新型コロナワクチンの接種率が70%以上に上昇したことによる措置である。「全ての制限措置が解除されたことで、デンマークの居住者たちはワクチン・パスポートを提示しなくてもナイトクラブを出入りすることができた」と、フランスAFP通信などが伝えたとある。

すでにデンマークは「新型コロナがこれ以上社会にとって重大な脅威ではない」として、新型コロナの拡散を防ぐためにとっていた制限措置を9月10日から事実上全て解除する」と、先月27日に宣言している。デンマーク当局は「現在、新型コロナの一日の新規感染者数が500人、感染再生産指数が0.7であるため、コロナウイルスが統制可能な水準だ」という見解を示している。

総人口と同時に感染率を考えれば、日本より少しマシと言うレベルの状態である。

アイスランドはことし6月に全ての制限措置を解除したことで新規感染者数が急増し、再び制限措置を導入している。

彼らはどうもマスクなど防護措置なしと言う形である。ブレークスルー感染から ワクチンを2回接種しても感染し、また他人を感染させる可能性があるので防護措置は外せない。ヨーロッパでも マスクがダメなのが問題と改めて思う。

また同時に流入してくる人々の検疫などに厳正さが無ければ、国内でバランスさせても容易に崩れてしまう。従て制限措置を解除した場合は、海外からの新たなタイプのウイルス流入と訪問外国人の待機など一定の制限が 危機管理上必要となる。

日本では解除しても完全解除・完全フリーとは出来ない見込みである。ワクチンパスポートもしかりと思っている。

欧米を見ていると「急がば廻れ」が正解のようである。

ワクチン接種後の死亡事例

ワクチン接種後の死亡事例が1093例と厚労省が最新報告 前回から174例増 8/26(木) 配信によれば 新型コロナワクチン接種後に死亡した事例が8月20日までに1093例にのぼることがわかった。25日開催の新型コロナワクチンの副反応を検討する専門家の合同部会に厚労省が報告した。8月4日の前回報告では919例で、174例増えたことになる。

1093例の内訳は、米ファイザー社製ワクチン接種後に死亡した1077例、米モデルナ社製ワクチン16例。2月17日から接種がスタートしたファイザー社製は8月8日までに991例、9日から20日までにさらに86例の死亡事例報告があった。5月22日から接種が始まった米モデルナ社製は8日までに11例、9日から20日までに新たに5例が報告された。

専門家の評価は、米ファイザー社製が8日までの991件を対象に行われ、因果関係評価αβγのうち「α」(ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの)0例、「β」(ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの)5例、「γ」(情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの)986例。米モデルナ社製は8日までの11例について行われ、いずれも「γ」だった。

ファイザー社製死亡事例は65歳以上が大半

ファイザー社製ワクチン接種後の死亡事例991例を年齢別に見ると、65歳以上が913例、65歳未満が69例、年齢記載なし9例。死因は心不全94例(うち65歳未満5例)、虚血性心疾患87例(同6例)、肺炎77例(同0例)、出血性脳卒中73例(同15例)、大動脈疾患46例(同3例)、虚血性脳卒中39例(同3例)、老衰25例(同0例)、敗血症24例(同0例)、不整脈23例(同5例)、窒息18例(同1例)、呼吸不全15例(同1例)、溺死14例(同1例)、静脈血栓症13例(同2例)、間質性肺疾患11例(同0例)、多臓器機能不全症候群10例(同0例)、不明228例(同14例)とある。

モデルナ社製接種後の死亡事例11例を年齢別に見ると、65歳以上3例、65歳未満8例。死因は出血性脳卒中2例(うち65歳未満1例)、心不全1例(同1例)、大動脈疾患1例(同1例)、肺炎1例(同1例)、敗血症1例(同1例)、虚血性心疾患1例(同0例)、脳血腫1例(同0例)、不明3例(同2例)だった

大体が年寄りが死亡するケースが多く、心臓・血管に関する項目が多いことに気付く。そして若者が恐れることはないと考える。寿命と体力の問題もあるので、微妙と思いつつ・・・ 溺死14例 まで必要なのかと思ったりもする。

医療機関が「関連あり」とした副反応1万3504件

8月8日現在で予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告数は2万2056件(ファイザー社製2万492件、モデルナ社製1564件)、うち重症報告数は3767件(ファイザー社製3689件、モデルナ社製178件)だった。このうち医療機関がワクチン接種と関連ありとした報告件数は、副反応疑いが1万3504件(ファイザー社製1万2841件、モデルナ社製663件)、重篤報告数は1844件(ファイザー社製1741件、モデルナ社製103件)だった。

推定接種回数はファイザー社製9065万1661回、モデルナ社製1226万1354回。医療機関が報告したアナフィラキシーは2171件(ファイザー社製2011件、モデルナ社製160件)である。

医療機関からの副反応疑い報告件数における性別はファイザー社製が男性4611件(うち重篤1195件)、女性1万5832件(同2485件)、不明49件(同9件)で、モデルナ社製が男性619件(同85件)、女性940件(93件)、不明5件(0件)だった。

副反応疑いを年齢別に見ると、ファイザー社製は40~49歳の4697件が最も多く、30~39歳の3723件、20~29歳の3163件が続いた。一方、モデルナ社製は20~29歳の526件が最も多く、30~39歳の263件、40~49歳の238件となった。

重篤報告数は多い順にファイザー社製は80歳以上1080件、70~79歳623件、40~49歳503件、モデルナ社製は20~29歳44件、30~39歳33件、50~59歳30件だった。

まとめ

副反応と死亡事例を複合して考えると、若者は副反応を生じるが命にかかわることは少ないと分かる。逆に年寄りは副反応を起こしにくいが、発生した場合は怖いと言う事である。

若ければ アレルギー・既往症あるいは糖尿病など持病がある場合は注意しないといけないが、多くの場合はリスクは低く問題ないと思える。

もちろん個人の意思決定次第であることは否定しない。自身の考えで決定すれば良いことと思います。 それにしてもマスコミ・特に週刊誌は「煽ること」を主眼にして記事書いてるとしか思えない。それで情報の更新が遅いのだから、どうしようもない。

患者が減った減ったと言いながら、数の上ではまだ以前のピークの最大値並の多さである。一休さんではないけれど「慌てない慌てない」が正解と思う。気を引き締めてまだまだである。

投稿者

おじさん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です