富士急ハイランドのド・ドドンパについて書いている途中、まだ子供が小さく河口湖周辺で遊んだ日々を思い出した。当時は都内で燃料会社のエンジニアリング部門に在籍していたので、色々な仕事をしていた。群馬高崎,栃木宇都宮などの都心から100km圏が主として担当のエリアであった。
河口湖近くに会社の研修施設があり、毎年今の時期になるとボイラーの点検・清掃・整備の立ち合いに出かけていた。おじさんは車で行って民宿に前泊し、金曜日に仕事。家族は土曜日JRで大月まで中央線でやって来て、迎えに行ったり、河口湖駅まで来たりであった。そんな時 奥さんが地下鉄大手町駅と東京駅での乗換案内に迷うらしく、奥さんは子供から散々言われていた。そんなバタバタをしながらも河口湖に辿り着き、富士山に登ったり、富士急ハイランドあるいは富士スバルライン他で週末を過ごしていた。費用の半分は おじさんの仕事ついでであり会社負担。そして研修施設管理人さん紹介の民宿は格安・・・今となっては時効である。
子供も小さかったので ジェットコースターのような過激なアトラクションは乗れずであった。それに子供が乗れない平穏な時代 カリビアンパイレーツのようなものまでで、ド・ドドンパなどの過激なものも無かった。
また後年 3か月ほど御殿場の工事の工程管理などで御殿場に行っていたので、週末どちらかと言えば富士山の静岡側までドライブがてらに出かけた。帰り道で富士の裾野を超えての富士急ハイランドに行き、冬のスケートなどで安く上げることが多かった。
先日 出川の電動バイクの特番で 昔走った道、連れて行った箇所あるいは見せた風景があり、奥さんに言ったが・・・一切覚えていないそうで・・・まあ無駄な時間を使ったと思うだけである。
ほうとう・吉田うどん
もちろん食いしん坊のおじさんである。ほうとうも吉田うどんも研修施設の管理人さんから聞いて食べに行った。吉田うどん こしがあるとは聞いていたが、硬くこれをこしと呼ぶべきかと迷った。おじさん好みの「なよこし」ではなかった。
吉田のうどんの食感は うどんを打った直後のものにうち粉をして冷凍したものを茹でたものに近い。おじさん 当時は冷凍うどんが無かったので、何とか東京に送って貰おうと試みた。近所のうどん屋の親父に頼んで生の茹でる前のものを冷凍し、宅配便に入れて送ってもらったが、茹でようとしても、煮えないという経験をした。いつまでも芯がある感覚である。吉田のうどんの食感はこれに近い。
小麦粉のグルテンの結合状態が食感コシの正体と思うので、塩多めが原因かなと思っている。近所のうどん屋のオヤジが 有名な讃岐の口伝「土三寒六常五杯(どさんかんろくつねごはい)」と言いながらボーメと呼ぶガラス製濃度計で加水の塩分濃度管理をしていたので知っている。コシの生みの親グルテンは塩分増加で強くなる。
しかしながら そんなことやってるうちに冷凍うどんが発売され、チャレンジする気も無くなった。
その他 ほうとう・馬刺しと河口湖に行くようになって味を知ってしまった。おじさんの地元には「打ち込みうどん」と呼ばれる みそ味の具沢山のうどんがある。ほうとうとは 麺が平たいか角型の違いであり、家庭の賄い料理なので麺のこしもそれなり、具沢山と 大きく変わらないので、いつも美味しく頂きました。
最近はオシャレなのが多いのでしょうが・・・バエてない写真です。