おじさん現在アルバイトを週2日行っているのだが、完全な自営も考えたこともある。自営であっても何らかのトラブルを子供に残すことは除くことを優先した。
また ばあ様を看る老々看護も加わる。日中はばあ様がスグ声を掛けられる位置にいて、ばあ様には多少の無理してもマイペースで炊事など仕事をこなしてもらっている。いささか自嘲的に「ままごと」と言いながら ばあ様 楽しんでいる様で何よりと思っている。同時に歳を取れば 当日の体調あるいは寝覚めにより気分が大きく違うらしいことも分かる。徒然草 仁和寺にある法師の段同様と分かり、生き方の参考となる。「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」
そんな、こんなとは考えたが、資格でバイトすることに決めた。週2日と決めたが、も少し欲を出しても良かったかとは思うが、仕方ない事かとも思う。欲を言えばキリがない。
不動産屋
これを始めようと考えた時、不動産自体が長期間使用されるものであり、おじさんが亡くなった後も問題が発生すれば、子供に影響を及ぼすと考えた。
おじさん自身が父の死後 不動産屋を始め、3件ほどは父の残した隠れたトラブルを片づけた。不動産には「瑕疵担保」と言う言葉が付きまとうようなところがある。調べても出て来ない あるいは表面上判断が付かない事柄も多い。また客先の代が変わり、親は納得していたが子供は別と言うことも多い。契約書等に その旨記載されていても、持ち込まれることもある。
そう言う訳で不動産屋を営業した経験もあり、即 個人で営業も可能と判断出来たが、最初にリストから除いた。
正直 子供では対応しきれないと思うと同時に、負債めいたものを継がせるのも嫌であった。
設計屋
一応 設計ソフトはオートキャド2016といささか古くなったが、WIN.10での動作保証バージョンでもあり、購入年の後半から 突然永久ライセンス販売休止となった 曰く付きのバージョンである。
パソコンのCPUもXEONであり、パソコンと言うよりオフコンレベルなので、最新のものと大差はない。また応力解析ソフト他構造解析ソフトなど シュミレーションソフトも所有しているので、継続して設計屋さんもありかと思った。
しかし 旧来の取引先と変えて営業活動をするには ばあ様を抱えるので躊躇せざるを得ない。
また継ぐものもいないので、おじさんが倒れた際には客先に迷惑を掛けると想像できた。慣れてはいるが固執すべきではないと考えた。
結論
色々考えたが、資金投下も不要であり 家族全体の生活を考えて、現在のガソリンスタンドの監視員が最もお気楽と判断した。
まあ楽しく家族と歳を取れればそれでよい。老後破産を恐れ、ストレスを貯めても仕方ない。贅沢できなくても、それなりに生きて行ければそれでよいとの思いが優先した。
最後に 厚生年金があり、ローン完了済の自宅・事務所があるので、ベースラインを確保出来ている。このことが有り難い。逆に言えば ベースラインがあるので、人間考え方次第で 前述したとおり、どうにかなると言っていられるのかもしれない。
ばあ様が介護施設に入所となればそれなりの費用負担が出て来る。ばあ様 元気で頑張って&ピンピンコロリと言うのがベストである。ばあ様も希望しており、おじさんも長く苦しまず最も良いと思う。
ばあ様が介護施設に入所となれば 、もう少し力を入れて仕事をしないといけない。老々介護をしてみると自身の将来が幾分見えてくる。そうしていると 人間誰もが運・不運もついて回ると感じることが出来る。気にしても予定通りもあれば予定外も発生する。どうなるかは誰にも判らない。「ケセラセラ」成り行き次第である。
まあ おじさんの将来も同様である。全てに完璧・満点を望むには「悟り」が邪魔する年齢である。