パレートの法則はイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートによって提唱された。「物事の結果のうち8割は、2割の要素によってもたらされる」という法則です。
経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているとした。80:20の法則「ばらつきの法則」とも呼ばれる。
これをワクチンの接種に適用すると 接種が2割以上されてきたので、すでに8割の効果が現れてくることになる。患者はいくらか増えて行っているが、ワクチンの効果は死者数・重症者数に表れていると考え、いくらか自分でも不謹慎かと思いながら、毎日数字を見ている。
概要
パレートは所得統計を分析して、所得分布が安定的であり、時代によって変化しないという結論を出した。この結論からは、社会の所得格差は平等にならないが、不平等も強化されないことになる。パレートの法則は、関数のパラメータ(パレート指数)によって所得分布を時間・空間的に比較したもので、貧困についての最初の数学的な研究ともいわれている。
しかし、パレートが発表した当時から難点があった。パレートの法則は低所得層に当てはまらないという問題があり、パレート自身も認めていた。
パレートの法則は1900年代に批判され、現在は、所得分布についてのパレートの法則は局所的にのみ有効であるとされている。
現在
現代でよくパレートの法則が用いられる事象に
1)ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。
売上を伸ばすには 2割の顧客に的を絞ったサービスを行うほうが効率的である。
2)商品の売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割で生み出している。
3)売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している。
4)仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。
5)全体の20%が優れた設計ならば実用上80%の状況で優れた能力を発揮する。
パレートの法則は、働きアリの法則と同じ意味合いで使用されることが多く、組織全体の2割程の要人が大部分の利益をもたらしており、そしてその2割の要人が間引かれると、残り8割の中の2割がまた大部分の利益をもたらすようになるというものである。
事例の多くは、法則と言うよりも経験則の類である。自然現象や社会現象は決して平均的ではなく、ばらつきや偏りが存在し、それを集約すると一部が全体に大きな影響を持っていることが多いという現象を、パレートの法則の名を借りて補強している場合が少なくない。
そんな訳で暇人のおじさんは 最近コロナに注目している次第である。何処にでもネタがあるのが、世間様である。幾らか不謹慎と思いつつ、学問的関心の事象研究である。
最後にこの考えが おじさんの物事に適当になったスタートにある。学生の頃から完璧でなくてもよい。程々であればよいとして来た 基本的考えの元になった。完璧になろうと 心に無理を強いることはない。考え方を変え、見方を変えて 生きて行ければそれでよいと思う。
行雲流水 明日は何処まで行くのやら?