不動産投資、信託投資など世間に老後に合わせた形で資産運用が提案されている。おじさんはこの辺りは「捕らぬ狸の皮算用」と思っているので、急ぎ投資するなどは考えない。最初から 元手もないので挑戦することも限られているが・・・原則的に考えかたが違う。
不動産で食ってる奴もいるので、ネタが切れないための努力とは判るが、今だにチャレンジャーが切れてないのか？世の中 二・三歩先を行くか 二・三歩遅れてやるかが良いと見る方もいるので、チャレンジャーはいるのかもしれない。
投資は 自分の手の上に乗ったものでないと信用してはならない。株式にしても「買って 売り抜けて 手の上にちゃんとお金が乗るか」が大事なことであり、いくら数字がどうと言っても経過過程の数字でしかない。将に「捕らぬ狸の皮算用」いくらしても、手取りが変わることは「？」である。
年金然り（しかり） 同じようなものである。例えばおじさんの上 団塊の世代通過前に年金金額の大幅な見直しが行われた。次の団塊ジュニアが通り過ぎる頃 多分改正が来ると思われる。予想として思うのは 今の基準から下がる可能性が大きいことである。
今のままが続くと思うような 半ば欲の皮が突っ張った見方はドジるのがオチである。
不動産投資
「定年退職後の資産運用に関心がある」「 将来に向けた資産形成をしたい」「 早期リタイア（FIRE）を希望！」など不動産投資に関心を持つ方が増えている。瞬間 不労所得のように思える「大家さん暮らし」に憧れを持つことも多いと思う。
おじさん 親の代から不動産屋の経験がありますので 黒字で投資を回収し、今は３人の孫が ６室の物件を分けて利用している大家さんも知っています。でもこれは おじさんの親の代から９０％以上の稼働率で２５年間維持出来るように協力・努力してきたことに拠ります。
大家さん自体と親の代から付き合いがあり、親は親同士、息子もおじさんの高校までの先輩でした。息子が銀行員で相続対策として計画しましたが、おじさんの父は「馬鹿垂れが！」と言いながら、「友人のマーさんを悪く出来ない」と覚悟したようです。１０年程前に全て完済が終り、相続税対策にもならないで マーさんは亡くなりました。おじさんその後不動産屋を辞めましたが、親の代からの申し送りの役目は果たしました。
もちろん 子供には不動産投資なんぞはしてはいけないと教えました。長期にわたり維持しようとすれば、大家になる覚悟が無ければしてはいけません。不動産投資の回収は長い期間掛かります。そのことを分かって投資するならお止めは致しません。先ほど書きましたが、おじさん家（ち）が前面協力した物件のように、管理に性根を入れていない大家は潰れると断言します。サラリーマンの片手間に出来る仕事ではありません。
・ 利回りの高い物件なので、ローン返済は家賃収入から十分にできます。
・他人の払う家賃であなたの資産を形成できます。
・空き室が発生したときの集客は当社が責任もって行います。
・ 不動産投資は節税対策にもなりますよ！
以上のことはその時・その場の営業トークです。入居・退去の度に修繕費、予定利回り何ぞどこ吹く風、税務署への申告その他・・・話半分どころか現実は空室があればマイナスです。話が決まれば・・・人の世は一筋縄ではいかない。どの会社の「目論見書（もくろみしょ）」も適当なこと・・・あれで騙される奴がバカ！としか言いようがない。
保証会社
２年程前 子供がマンション借りると云うことで、保証人について保証会社なので要らないとのことを聞き、ヤバいぞと思っていた。家賃不払いに会った大家が 取りっぱぐれる可能性が大となったと瞬間的に思った。やはり大家の不幸が 最近のネットニュースでも報じられている。あたり前田のクラッカー！
保証会社は業者と経済観念の不足する賃借人を助けるシステムです。親身の保証人なら 賃借人が無理をして借りると分かれば反対します。金さえ払えばいい加減な保証をする業者に信頼は置けない。
コロナに拠る経済的困窮があり、報道などではホームレス対策云々といっているが、大家も例外ではない。家賃が入らなければ、借入金のローンが支払えないので下手すれば、アパートを売却せざるを得なくなる。売却してもローンを完済できず高額の借金が残ってしまう可能性が大きい。連帯保証人迄付いていれば 費用を掛ければ回収も可能になるが、これがないと回収は難しい。現在の大家さんは軽く倒れる。
経験から言うと日本の法令は賃借人を保護する要素が大きく、今のようなローン仕立ての大家さんを想定していない。元々滞納するような借家人は「それなり」と最初から言っておく。そこを回収しようというのであるから無理がある。法的に追い出しが遅れ、半年以上滞納されて費用の回収も出来ず、どうにか退去させたで終わる。当然 費用などは大家の持ち出しとなる。
まあ 現行借家法などが変らない限り、最初から大家にはならないことが肝要です。