おじさんのこの経過についてよくわからないのだが、疑問点が多い。判る方がいればご教授いただきたいと思っている。

以下に思うところを書いて置くのでお教え願えれば嬉しい。

ファイルの保管場所

ファイルは官庁に保管されていたらしいが、これまでどうして処分されなかったのか疑問である。個人の記録であれば自殺される前に、ご自宅などに持ち帰り経過を記録したものとして置くのが一般的と考える。

また個人の所持ファイルにしては500ページ余りの資料と作文を就業時間にまとめられる余裕があることに、民間に勤めていた立場からは?と思う。民間では そこまでの時間を取ることは困難である。

逆に考えれば保管されたままであったことに不自然さを感じる。同僚のような方が、公憤に駆られ 秘匿していたとしか考えられない。従って組織上公的には無いとしか表現できない物と扱われるしかないと思う。麻生氏・省庁などが答弁で確認できないと言うのが「筋」と思う。

更に考えれば 官僚組織が一枚岩でなく保管されてきたことに国民として安心を感じる。良い意味で 内部暴露してくれたとも思っている。

この辺りをマスコミが記録された状況、出て来た状況など評価していないと感じる。赤木氏について書いている記事を散見すると、記者が組織の中で生きた経験が不足していると思う。

稟議書の差替

稟議書を訂正・修正することは犯罪的とは思うが、稟議者全員の同意を得ているのなら罪を問うことは難しい。錯誤の修正とのことで扱われ改変されることもある。但しやっていけないのは前の稟議書の廃棄である。本来は文書管理の改廃が適正に行われているかを質疑するのが本質である。

政治家、上級職の指示をあったと証明するには 稟議書の現状と改正前の稟議書を出して比較するしかないと考えている。赤木ファイルで 指示者をある程度特定出来るが、政治家に対する官僚の忖度だけで終わりとしかならない可能性が高い。怪しいという印象操作しか出来ない構造であり、只のデマと同じ状況となる。余程のアホでない限り踊る方は少ないと思う。

おじさんが 赤木氏の立場であれば、稟議書の訂正前後をコピーし自宅に持ち帰り保管する。コピーできないなら写真を撮って置く。役所に資料なんぞは保管しない。やりたくないことをさせられる以上 身の安全あるいは証(あかし)を確保出来る資料は手放さない。それが普通と思う。

記録は就業時間?

記事を読んでいて もっとも不思議に思ったのはどんな環境で作成したかと言うことである。この個人の資料が仕事時間に作成されたなら 就業規則上問題になる。普通なら 見られることも恐れ、勤め先では作成しないのが普通と思う。また職場で作っても 死ぬ前に自宅に持って帰り、家人に一切を話しておく。

また改ざん作業を強いられたとあるが、これは赤木氏が稟議書の起案者以上の立場と判る。サラリーマンで長く勤めた事のある方であれば稟議書を回している中、横からケチを付けられ 同様に書き直して、再度理由を説明しながら、押印を頂くために頭を下げまくった方は多いと思う。業務上の事柄であり「改ざん作業を強いられた」とするには無理がある。

確認の為 書くが「赤木氏は最初は当事者(起案者・担当者)である」とおじさんは思っている。後の改ざんをしたくなければ、首を切られる覚悟があれば 拒否すればよかったと思う。仕事を辞める決断をして、逃げれば良かったのにと思える。上の指示があっても やっていけないと思えばやってはいけない。

おじさんは これらの文書は 赤木氏の心労過程を記録されたものであると推察している。勤め人であれば 何処にでもある話と思う。これ以上追及しても マスコミの狙う政治家・上層部のぼろは出て来ない。若い方が良く言う「陰謀論」に近いからである。逆に こんなことを続ければ 赤木氏の奥さんと家族など残された方を苦しめるように思う。