塀の上に突き出すような形でオオデマリが咲いている。毎日のように見ていると 日々色が変わり薄緑から白く変わっていくのが分かる。近くにチェック中であったコデマリもあるので否が応でも目についてしまう。塀の為全体像が見えないが仕方ない。

昔からの疑問であるがどちらも「デ」と濁るのだろうかと思う。「大手まり」「小手まり」と書けるのだから濁らなくても良い様に思う。また素人の取り纏めネタである。この両者名前は似ているが、植物としては「科」が違う完全別種である。

本日は春たけなわとなり写真整理が追い付かなくなり、マリつながりでオオデマリとコデマリを同時に取り上げた。コデマリは細い枝や葉が見えなくなるほど白い多数の花を咲かせ、枝垂れる姿がとても良い。同じ仲間のユキヤナギよりも遅く開花する。

あれこれ

オオデマリ (大手毬, 学名:Viburnum plicatum var. plicatum f. plicatum) はスイカズラ科の植物。

日本原産のヤブデマリ(V. plicatum var.tomentosum)の園芸品種である。花期は5月頃で、アジサイのような白い装飾花(近年はピンクのものもある)を多数咲かせる。

コデマリ(小手毬、学名:Spiraea cantoniensis)とは、バラ科シモツケ属の落葉低木。別名、スズカケ。中国(中南部)原産で、日本では帰化植物。

高さは1.5mになる。枝は細く、先は枝垂れる。葉は互生し、葉先は鋭頭で、形はひし状狭卵形になる。春に白の小花を集団で咲かせる。この集団は小さな手毬のように見え、これが名前の由来となっている。余談であるが コデマリは下側から花をつけるのが多く、撮影するタイミングに迷う花である。