現役を引いて 社会の動きを傍観しだしたので 世間を見ていて興味深い。予想を立て進行がどのようになるか興味津々である。まさに縁台将棋の観客である。
昨日 年金の金額の連絡があり、チョット少な目なのが悲しいが仕方ない。自分のことになると一歩良く見えていない。人とはそんなものと理解できているので、自分を責めることなく・・・それなりに許してしまう。
コロナの影響は 7月頃に思ったよりも、数段ヒドイ。例えば野球 球場に人が集まることは応援グッヅを購入し、ビールを買うなど消費を煽る。コロナで 人が集まることを休止しないといけない状況では、消費者マインドにとって相当の打撃である。
今期後半
コロナによる業績悪化で人員削減の動きが出て来るのは確実である。リストラは退職費用など今期だけの特別損失で処理できるので、来期に人件費削減分の利益を生み出すことが出来る可能性がある。
ある程度の会社であれば 早期・希望退職募集は事前の準備を含めて3カ月ほどの期間が掛かる。
公表前に不採算部門の整理・縮小などの事業計画の見直しによる経費削減目標を策定するが、その中には人員削減規模と部門ごとの削減人数を決めなければいけない。
公表前に不採算部門の整理・縮小などの事業計画の見直しによる経費削減目標を策定出来たら、組合と話し合い。各部門の具体的削減人数が決定すれば、所属長による面談を実施して、慰留と退職勧奨・・・・決まった道筋である。
スケジュールを逆算すれば 現在リストラの概要を検討中で、年明け1月が公表時期と見込める。これでダメなら来期も中間決算次第で 始めるが同様の推移と思う。更に赤字が2年連続となれば3年目が正念場となる。特に建設業などでは入札においては「経営事項審査」の点数が大きく影響してくるので、会社側は我武者羅に来ると思う。
恵比寿祭り
なんで恵比寿祭りと思われるだろうが、人を動かし 散財させる要素がこの祭りにある。キャバクラ,ホストクラブも考え ご想像いただきたい。
毎年1月10日が大阪 今宮戎神社「えべっさん」のお祭りである。大阪の商売の神様「えべっさん」として信仰を集める神社です。推古天皇の時代に聖徳太子が四天王寺を建立した際、同地西方の鎮護神として祀ったのが始まりとされ、祭神は天照皇大神・事代主命(戎さん)・外三神で、戎さんはもともと漁業の守り神でありました。旧社格は郷社、現在は別表神社である。
秀吉以前は この辺りは海岸沿いで、海・里・野の諸産物が物々交換される「市」が開かれ、その市の守り神としてもこの戎さんが祀られていた。その後 福徳を授ける神、商業の繁栄を祈念する神としても篤く信仰されるようになりました。
江戸時代になると、1月9・10・11日の三日間にわたって「十日戎」の祭礼が開催されました。現在では、年の最初の祭りとして十日戎の3日間に約100万人を超える参詣者が訪れ、神社の福娘から授与される笹がついた小宝・「吉兆」(きっちょう)を買い求め、活気にあふれます。多くの縁起物を付け見栄を張るそんな消費行動です。
『今宮戎神社』の参拝方法は少し変わっています。拝殿をオモテから参拝した後、裏側へ回ります。参拝所の両側、しめ縄と柵の向こうに銀色の銅鑼(ドラ)が設置され 通常は柵で閉められています。
『えべっさん』は耳が遠いらしく、裏側から銅鑼(ドラ)を打ち鳴らして『えべっさん、さっきのお願いたのんまっせ!』と「叫ぶ」のが正式な参拝方法なのです。これを『裏参り』と言うが これは社殿周辺に人々を集結させる。
考えて見れば 商売の枯れる(消費の冷え込む)正月明け。露店を並べて狭めた通路をごった返すような大勢の参拝客。そこにすれ違う時 互いに見る豪華な「吉兆」。大声などの騒音大 これが人の財布を緩ませる誘惑となります。
が・・・コロナがあれば・・・集まれません。正月新年スタート 早々消費の冷え込み解消は無理なようです。
東京五輪
東京五輪関連の案件が軒並み中止・延期となり打撃を受けている電通を始めイベント関連企業は 賞与カットなど賃金の削減に踏み出した企業や中高年のリストラを発表している企業もある。
例え東京五輪開催が行われても、その規模は観客数を減らし縮小したものとせざるを得ないと思う。
世界の経済全体が縮小して 金が回らなくなる状況に向かっている現状 甚だ厳しい状況である。だがコロナ後は・・・との思惑、そして景気対策の金融緩和で株高が続いている。