引退に当たり、健康保険の種類を国保ではなく任意継続とした。所得も財産もそれなりなので65歳以降と言うこともあり試算した金額に違いはほとんどない。改めて市役所を訪ね、国保の手続きが面倒と思い、任意継続を選んだ。
なお おじさんには扶養者がいないのでこの選択としたが、扶養者いれば 国保は総人数にて金額が増えるので任意継続一択となる。
健康保険の窓口に問い合わせしたが、その際「国保と任意継続お安い方でお選びください」と非常にビジネスライクであった。「最近 任意継続多いんですか?」と聞いたら「多いです」とのことでたくさんの方が退職されていると思った。
退職
自己都合,退職勧奨リストラなど会社を退社するのは様々である。独身ならそれなりのスピードで処理できるが 家族がいると色々手間である。
おじさんも退職する旨を会社に伝え、社宅の引き渡し日が決まり、年休処理として片付、梱包などの荷造り、子供の転校手続きなどを行った。おじさんは自己都合による退職であったので、会社の同僚後輩には手伝いは遠慮してもらった。幸い田舎に帰ると決めていたので、家探しは必要なかった。
引っ越し業者の手配から家族の移動 それらの費用の支払いで 退職金は消えた。
最後はおじさん一人でがらんとした社宅に布団を敷き寝た。翌日、車に布団など積み込み、会社に挨拶と鍵返却、そのまま車で東京を去った。
ハローワーク
健康保険,離職票など手続き関連の書類等は自宅への郵送を依頼していたので、帰省翌日に届いた。即日 離職票を持ってハローワークに行き手続きしたが、給付が出るのは3か月後。
自己都合は待機が長いと思ったが、失業給付期間を考えれば 1年ゆっくり仕事探しすれば良いかと覚悟を決めた。ハローワークから県の人材バンクへの登録を勧められ、手続きをしたところ ほどなく数社から面談したいとの要望があった。2社より良い返事を頂いたが 色々考えたいことがあると伝えお断りした。
当時独立してと思うところもあり、その方面の参考に出来ないこともあったのと 内示を頂いた業界の将来性に疑問もあり、人生を決めたくないと思ったためである。今 考えると失業者が良くわからず生意気だったと思うが、反面自身の美学(哲学・思い)に沿ったことを、反省しているが後悔はない。
今でも思い出すのは 認定日ハローワークで出会った いい加減な親父達の多かったことである。
高年齢者雇用開発特別助成金
雇い入れ日の満年齢が65歳以上の離職者をハローワーク等職業事業所の紹介により1週間の所定労働時間が20時間以上の労働者として雇い入れる事業主に対し、賃金相当額の一部を助成する制度である。確か20-30時間で60万円/年 30時間以上では90万円/年である。内容と条件はリンクを お調べ頂くとして 事業家にとっては良い話である。
おじさんもコロナ以前は事業と付帯する一切を現役の方に売り渡し、労働者として雇っていただくことを考えたりもした。高年齢者雇用開発特別助成金その他があれば、負担が少ないので迷惑も掛けないと思っていた。
現在 シニアに取ってパートなどの就労は、比較的簡単な状態になったと思っている。逆に現役バリバリの世代にとっては、収入が少なく妻子を看るには心もとない収入の仕事ばかりである。
バイト
散歩中おじさんより3歳ほど上の方と偶然 出会って話を聞いた。現在新聞配達をされているとの話であったので、状況を聞いた。現在170部ほどを毎日配られ、たまにポスティングのバイトもされると聞く。おじさんも学生の頃 奨学金を貰いながら新聞配達してたので一応業界のことが分かるので、細かく状況を聴いた。おじさんの配達していた頃は チラシ入れも手で行っていたが 現在は機械がいれる。雨の日はビニールパックも機械が・・・と言う話であった。色々機械化してるらしい。
人手については 募集で多くの年寄りが来るので、配達人は十分いるとのこと。シニアの中でも低ストレス軽作業バイトであり、歩いたり 自転車など軽運動になる。おまけに人との接触が少なくて コロナフリーと考えられ人気らしい。
ハローワークでシニア目線の価格の安い仕事など検索したら・・・知人の会社が募集するなど・・・多い。低価格,年齢不問のバイト探しはハローワークが良いのかもしれない。
また知人に 高年齢者雇用開発特別助成金について聞きたいと思った。目ざとく 経営者として生きてる奴は時代への対応が素早く出来てる。