早稲田大学からほど近い、豊島区高田1丁目に神田川の桜並木の中に「面影橋」という橋が架かっている。
面影橋を新目白通り側から渡ったところに、「山吹の里」の石碑がある。
おじさんが学生の頃「面影橋から」という曲が流行りました。
六文銭,吉田拓郎などがカバーしていたため 野次馬好奇心ミーハー全開で見に行った。今でいえば聖地巡礼である。この際 「山吹の里」の石碑を発見した。
都営線でも面影橋という駅があり、春には桜の名所でもあり良い散歩道です。
少し季節が早いが、おじさんの思い出として書きます。
山吹の里
初期江戸城を作ったとされる太田道灌 若き日 鷹狩に出かけた際 にわか雨に会う。
村のあばら家で蓑(みの)を借りようとしたところ、出てきた少女は無言のまま、山吹の一枝を道灌に差し出した。
道灌は怒ってその場を立ち去ったが、あとで家臣から、少女の行為は「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」という古歌に寄せて、「蓑のひとつさえ持てないかなしさを山吹の枝に託したものだ」と聞かされて自分の無学を恥じ、以降歌道に精進した。
今では 太田道灌あるいは山吹の里について知る人も少ないと思います。
疑問
誰がこの地を「山吹の里」に特定したのか?武蔵野は広いぞ!おじさん疑問に思いました。
さらに面影橋を探す原因となった歌詞自体が非常に怪しいものでした。
「面影橋から天満橋 天満橋から日陰橋 流れ・・・」実に感覚的 歌詞・・・
天満橋は大阪 日陰橋は神奈川か福島?・・・いい加減だが 響きがいい!
おじさん 青春の唄なので 感覚・フィーリングでいいのではと考えるのを止めました。
山吹色
山吹色とくれば定番 時代劇の悪徳奉行「越後屋 これが山吹色の・・・」と来る「金色の小判」です。
金運上昇カラーです。この夏 少しでも景気付けと思い 派手かと思いましたが山吹色黄色のTシャツ着ましたら、奥さんから「こんな色 着るな!」と小言をいただきました。
そう言えば肝心な「山吹」の説明など忘れていました。
北海道から九州まで分布する。古くから親しまれてきた花で 庭で栽培される。
ヤマブキは、バラ科ヤマブキ属(本種のみの一属一種)の落葉低木。晩春に鮮やかな黄色の花を多数つける。
ヤマブキには実がつかないと言われるが、実際には一重の基本種には実がつく。
八重ヤマブキの場合は雌しべが退化して花弁になったため、実を結ぶことがない。