人間はいつも正しいとは限らない。完全な正解ではなくても それなりの正解を選ぶことも多い。

おじさん 完全にペケでなければそれで良いと思い生きて来た。

間違いを反省することなく また自己成長無くして、繰り返さなけば それで良いと思っている。

昔 安部譲二の小説「塀の中の懲りない面々」を読んで そう思った。

小説との直接的な関係はないが、「落ちるなら 塀の内側でなく外側」「心が折れるような失敗でなく ただのドジ」に落とし込むように持って行くのは 生きる技術と考える。

繰り返しを防ぐ

同じ失敗を繰り返すことは結構ダウンブローのように効く。過去の反省を 忘れた頃にやってくる。

心が折れて再起不能あるいはトラウマとなって挑戦できなくなるほどに 繰り返すことはそれらに匹敵する場合もある。

この辺り「やちゃった」と失敗を認めてオープンにすれば、周囲からは批判よりもフィードバックあるいは配慮を受ける場合もある。

仮に最初は責められたとしても、自分の責任を認めて改善を目指す真摯な姿勢を見せることは、後々「潔い」という評価になるかもしれない。

徳川家康の「三方ヶ原の戦い」の惨敗の前後の歴史を考えると見えてくる。

大失敗も後年の三河武士団団結の原因の一つと考えれば、肖像「しかみの家康」もまんざらではない。

目標設定

いくらか卑怯だが 再起不能にならない目標設定をする。

「心が折れて再起不能になること」を挙げましたが、これを防ぐ方法のひとつは、達成できないことはないけど 簡単ではないという、自分の能力で届くか届かないかという ギリギリのラインの目標を設定して取り組むことです。

これ 宮本武蔵の不敗神話を逆に考えれば理解できる。

勝てる相手と戦い 負けない戦いをすることが肝心。真剣勝負 負ければ終わり死ぬ。

あるいは 直接人と戦うのではなく 自分の心の弱さに向かって戦い、実際の戦いの負けとしない。

このあたりの目標設定と精神安定を如何に確保していくかは 自己のマネージメント技術です。

マラソン初心者がいきなりフルマラソンに挑戦すれば、靴ずれ、足が腫れたり痙攣をおこしたりしかねない。

そうすれば「もうコリゴリ」となってしまう。

そこでまずは「5キロマラソン」、次は「10キロマラソン」、そして「ハーフマラソン」に挑戦してみるというように、ちょっとずつ伸ばせば 達成できる挑戦を繰り返していく。

失敗&後悔を引きずらない

失敗の内容によっては、「逃した魚は大きかった」という後悔や、「もうちょっとだったのに」というくやしさが残ることもある。

くやしさは次へのバネにできますが、後悔はどうすればいいか。

後悔とは、事実を受け止めることではなく自分を責める行為です。

これが習慣になると、卑屈になって自己肯定感を下げてしまいます。

「どうせ」「だって」「でも」という「言い訳体質」にもつながりやすい。

おじさん ひんしゅくを買うかもしれないが・・・若い頃(もちろん結婚前ですよ) 

女性に声を掛けるとき、美人度が納得できるレベル以上にしか声掛けはしなかった。

上手く行ったら「やったー」、下手をしても「仕方ないよな」と納得できることが大事であった。

また 後悔を吹っ切るには、逆説的ではあるが、次の挑戦を始めることです。

失恋の苦しみを次の恋で癒やすように、新しいステップに足を突っ込めば意識はそこへ向かいます。

後悔という雑念を思い出すヒマがなくなり、意識の端っこへ追いやることができる。

だから おじさん万事 「次 行こうか」でよく終わらせてしまう。

常にチャレンジヤー

これは起業や副業でも同じで、全財産を突っ込み、一か八かという賭けのような方法はとらない。

手持ち資金を何分割し、失敗しても再挑戦できる余力を持っておく。

売り上げ目標も「月10万円」「次は月30万円」とすれば、費用も売上に伴って徐々に拡大できる。

仮に失敗しても、まだお金が残っているので スグ再起や再挑戦ができる。

常にチャレンジヤーポジションをキープすることです。

つまり、いきなり大きすぎる目標に向かって突撃するドン・キホーテになるなと言うことです。

ラクラク クリアの小さい目標でもなく、「ちょっとキツイ」ぐらいの目標を設定することと思います。

小さなことからコツコツと・・・小さな失敗があれば、油断することがないので大ケガ(=大失敗)をしにくい。

最終的には 多少のことは恐れず、自信を持って歩き続けることが大事かなと思います。

投稿者

おじさん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です