銀行行員それなりの優秀者を集めるが・・・・ヘタに考えず 既定路線を維持することに労力を費やし、新しいことが出て来ない・・・現在リストラ案が出された銀行もあり 厳しさが出て来たと思う。
日本全体が平成を「前例踏襲」で駆け抜けた感があり、世界的企業の没落なども著しい。
先日からの「半沢直樹」ブームなどもこのもどかしさを庶民が訴えているような感がする。
「勧善懲悪」を絵に描いたようなドラマが高視聴率・・・水戸黄門が思い出され 不思議である。
競争と才能
多くの人間を見て感じることがある。才能あるのに沈む姿を何度も見て来た。
今回のコロナでも 旧来の状態が変革される可能性があるとは思っている。
同時に才能を発揮させられなかった人材の 切り捨てが始まるとも思っている。
仕事を得る要素として才能と学力そして観察などを含む人間としての総合力がある。
画期的新製品 0から1を生み出す作業をしてみると分かるが、一度作れば終わりである。
次の段階は工業製品同様 同じようなものを再生産する。そうなると「前例踏襲」に才能は片隅に追いやられる。
「前例踏襲」を原則とすると 開発での必要な才能 センスが異なってくる。
考えて見れば 会計&経理処理 庶務&総務 人事&管理などほとんどの管理業務は、法改正に伴う事柄を除けば「前例踏襲」となる。
如何に上手く踏襲できるか・・・要はそれなりの学歴あるいは成績者が要領よく「変更あるいは変換」出来れば 既存システムを引き継ぐことが出来る。
多分 銀行なども同じ流れと思う。「大過なく」が蔓延り 変革は起こらなくなる。
これが日本の凋落原因の一つと思う。
使えば革新的仕事を出来たと思われる人材を「前例踏襲」に縛り付けた結果と思う。
今 再び一様なリストラによって タガを外せば 変身出来そうな世代の方の切り捨ても発生するかと思う。
どうにかならないのか・・・ベンチャーを待つしかないのかとも思う。
システム構築
先日 証券市場をはじめ システムがうまく切り替わらないなどの話を聞く。
そしてシステムエンジ求人にコボルの文字を見ると・・・古いシステムを保存し過ぎて コケ出した感を持つ。
ここでもまたかの感がする。
常にコストを掛け新時代に根本的に対応させるのが当然であった。パッチワークのようなシステムのまま過ぎたのであろうかと想像する。
今から旧来のシステムを書き換え変えていかなければならない。「前例踏襲」の影響と思う。
時間が限られ 過去を知る技術者が減ったなか挑戦しなければならないと思うと・・・現役世代 頑張れとしか言えない。
リモートワーク
現在 コロナの影響で集合して 十分合議あるいは相互チェックすることが出来ない。
職場と言う場所での体制同様 あるいはメンバーの相互補助のチェックシステムが構成されていないと、ちょっとしたミスが時間遅れで全体に影響が及ぶ。
人間とは間違うものであり、個人でチェックしただけでは ミスはなくならないと断言出来る。
只今在宅ワークに進んでいるが、相互補完が上手く行かないと ミスなどの修正未了のまま残存し、全体が脆くなる。
現状のシステムの一部改編のみでは多分進化はなく、多分 同じことを繰り返す。
業態変更,相互チェック体制などシステム全体まで及んでいかなければ、結果は同じと思えてくる。
愛媛松山の三越
先日早期退職者を募集したところ社員の8割が申し出たとのこと。ここまでくると 会社に金があるうちに・・・との感がする。
軍隊その他3割が抜けるとグループは戦う能力がなくなると言われる。
こりゃダメだとしか思えない。このまま退職を認めれば・・・残った2割はどうなるか?
第2次大戦中の島に残された日本軍と同じになってしまう。最後まで戦って玉砕。
店舗の縮小だけでなく システムを大幅に変えなければ、過労による脱落が襲うと思う。
横で業界見ていて アマゾンが出来て 百貨店はダメになるのは必然だったように思う。
おじさんは 進物用の包装紙だけ求められる業態になったと思っている。ズルズルやり過ぎ今日まで来てしまったように思う。
原因としては 偽物大国 中国人の方の インバウンド需要によりズルズルが助けられたとも思う。
銀座の百貨店など旗艦店など考えれば 家賃の高い土地がダメになるようなら、田舎は次に同じことが起こる。
変われないもの
人間は自分をどう規定するかで人生は変わる。才能,知能,性格は変わるものと思うか、変わらないと思うかの違いと思う。
おじさんは 人は正しい努力をすれば 変わると信じている。奥さんからは変われないとよく聞いた。
おじさんはこれ以上追及したら・・・いい過ぎると思いそれ以上は発言しなかった。
相違は成長思考か固定思考の落差だけである。人それぞれの成功体験により形成されていく。
おじさんこの停滞の一端は 固定思考形態が長く続いた「日本人の戦後感」と似ているように思う。
最近 政治的に左の方がトンチンカン過ぎるのを感じる所以である。
過激に失敗しても突き詰めていく成長思考こそが これからのカードのように思う。
「前例踏襲」のように逃げ込む先を決めて 「変われない」というほど楽なことはない。