平均寿命が70歳過ぎの時代は、定年が60歳 嘱託3年というケースが多く 老後は10年程度でしたので、あまりお金の心配をしなくても済みました。

最近は日本人の平均寿命が延び、その間の老後資金をどうするかが大きな課題となりました。

おじさんの父親世代  JRに勤めていた友人の親父さん、60歳退職後「即」2人ともお亡くなりになったこと覚えています。今はそんなこと聞かない。

■超高齢化時代

最初に「平均寿命」と「平均余命」との違いを理解しないといけない。日本の男性の平均寿命は81歳を超えているという。

平均寿命とは、0歳の赤ちゃんが何年生きるかという数字です。

60歳の人が、あと何年生きるかが「平均余命」といわれるもので、平均寿命よりは確実に長くなる計算です。

60歳以前に病気やけがで亡くなった人を含めた数字が、平均寿命だからです。

 60歳の人が「平均寿命まであと20年程度だから」と考えた人生設計では 後悔することになる。

60歳や65歳の人は平均寿命を優に超えて生きる、と考えておく必要があります。

高齢者ほど、平均寿命の年齢を人生のゴールには設定できない。奥さんはそれ以上生きますので・・・・難しい。

以上を前提に、老後資金を準備する必要が出て来る。

 ■資産チェック

現在持っている金融資産や、今後確実に手に入る資金を点検し、年間に予想される支出金額から、実際に何年間持たせることができるか確認試算する。

平均寿命までではなく、少なくとも自分の平均余命まで、65歳以上の人は81歳とはいきません。

ほぼ90歳と考えておくと良いかもしれません。なお 短い場合はアンラッキーとお思い下さい。

■収入チェック

収入の3本柱は「年金・仕事・資産」となります。

第1の収入源は「年金」。65歳以上の高齢者にとっては、厚生年金などの公的年金だけでなく、会社勤務の人は企業年金、さらに個人で積立ててきた個人年金などを指します。

こうした年金が毎年いくらずつ、何歳までもらえるかを計算してみましょう。

公的年金は、将来減額されることもありますが、終身受給ができます。

一方、企業年金や個人年金の多くは、有期年金で10年間とか20年間と決められています。

何年後にはなくなる収入として頭にいれておくことが大切です。

おじさんが調べた時 米国債を使った終身年金がありましたが、掛け金がバカ高く諦めました。

 第2の収入源は「仕事」をによる収入です。

個人事業主であれば、健康や体力に不安がなければ、70歳を過ぎても十分に仕事ができます。

しかしサラリーマンなどは、定年により仕事がなくなります。

再就労の道はありますが、「給料が安い」「自分に能力に合っていない」などマッチングには難があります。

多くの資産を抱えているならともかく、将来を見据えて就労の機会はなるべく確保したいものです。

それだけ老後資金も延命させることができ ボケ防止になります。

 第3の収入源は「資産」を持つことで生まれる収入です。

具体的には、アパートや土地などの不動産を所有することで、貸し出し 収入を得ることができます。

不動産収入は、安定的で長期にわたる収入源となります。誰しもが所有できるわけではありませんが、老後の資産としては頼りになります。

業者は この辺りを狙って 美味しいところだけ伝えて セールスします。

重ねて ご忠告申し上げますが 大家さんは不労所得を単純に得ることは出来ません。右肩下がりの時代 それなりの覚悟が必要です。

 企業の株式や各種債券など金融資産も、長期保有により安定的な配当収入が得られます。

ただし、金融資産の運用に関しては、FX取引や仮想通貨の購入など、リスクの高い投資行動は、極力抑えるべきと思います。

■支出のチェック

収入が減るのですから 現役時代の支出を削ることなく 同じ生活を続ける人には、老後破綻が待っています。

現役時代の生活習慣などを見直し、生活様式あるいは資金のスリム化を図る必要があります。

なんでも「節約」となると、息苦しくなりますので、削れる支出を見つけてできることからです。

 保険の見直しです。特に若いときに加入した「死亡保険」は高齢になると減額ないし 取りやめてもいいかもしれません。

保険料が高額な医療保険も再検討の対象です。

70歳を超えると 介護保険など普通の健康保険で賄える部分も多く、高額医療費の還付制度も利用できます。

保険会社は75歳まで規定しており お互いの目論見は正面衝突の様相です。

また「限度額適用認定証」で高額療養費制度を利用しましょう。65歳が来たら要チェックです。

車や固定電話も、場合によってはなくしても良いかもしれません。

田舎では、自家用車が通常の移動手段として利用されます。

公共の交通機関の脆弱なことから仕方ないと思います。都会では、公共の交通機関も発達、カーシェアリングなども利用できますので 都会暮らしなら検討の余地ありです。

固定電話はなくても不自由はしません。詐欺の電話がかかってくる頻度も少なくなります。

余談ですが 我が家も固定電話を詐欺電話対策で交換しました。

ばあ様は自動応答前に電話を取る。奥さんは電話子機間の転送が分からないなど 大変です。

緊急時に備え電話を温存、寿命延長のため替えましたが、もう少し交換が早ければ良かったと思っています。

■地震天災病気

日常生活で支出を抑えていても、思わぬ出費があることは覚悟しておきましょう。

  1. 住まい

その代表例は家の修理費です。

おじさん同様 戸建て住宅に住んでいる高齢者は、築30年から40年の住宅に住んでいることが多いと思います。

老朽化だけでなく、地震 台風や大雨の被害も考慮する必要があります。

壁や天井さらに屋根などの修理が必要になります。シロアリ,水回りの不安も出てきます。

また賃貸であっても、家賃の上昇や契約更新にかかる経費あるいは更新不可があります。

特に賃貸は、自分で所有していない分、日々の住居費は負担になります。

2.病気やけがに対するリスク

若い世代に比べリスクが高くなります。

持病が悪化する、家の中で転倒する、といったことが起こります。

健康保険などでカバーできる面もありますが、それでも経済的負担は免れることはできません。

後記 やっぱりおじさんは・・・老後 危ない感じです。もう少し考えますか。もう少し働こうか?

投稿者

おじさん

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